『
アベンジャーズ / エンドゲーム』
ネタバレを巡る話題には事欠かず、場外でも騒がしかったが、そろそろ落ち着いてきたか?
言うまでもなく『アイアンマン』で始まったMCUの約11年にわたる集大成。
これだけの主要人物の交通整理をしながら見せ場と決着をつけないとならないのだから尺が長いのも仕方あるまい。(そして物理的には長くとも、体感的にはそこまでの長さを感じさせなかったのだから成功だろう。)
まずはアンソニー&ジョー・ルッソ監督には「お疲れ様」と。
肩の荷の重さは凡人には想像もつかない。
他の誰が作ったとしてもこれ以上に上手くまとめられたかは不明。
もちろん全く問題を感じなかったわけではない。
前作『インフィニティ・ウォー』でサノスは罪なき人々も含め半減させるといういわば<大量破壊兵器>の使用をしてしまった。
これにたいしてアベンジャーズチームが出した答えに一応の納得はするが、越えられない壁が残った印象は否めない。
元より魔術師や神様がいる世界なのでSF映画とは思っていないが、それでも論理的に首をかしげる場面もあった。
前回活躍しなかったキャラ(アントマン、キャプテン・マーベル、ホークアイなど)がカギを握ることになることは予想通りで、その期待を裏切らない展開は多少の無理はあっても拍手を送りたい。
現代社会が抱える弱者差別問題にも応えるシーンへの目配せもたいしたもの。
唯一心残りはスタン・リーに完成映画を観てもらえなかったことか。
【ネタバレコーナー】
この先は鑑賞済みの人に向けて。
日本人には「ドラえもん」があるので、タイムパラドックスもお馴染み(?)でもあるが、やはり気になる点はある。
例のストーンだが、サノスを見つけたら粉々にしていた…という設定の謎。
エンシェント・ワンがブルース・バナー(ハルク)に一つでも欠けたら闇の力に抵抗する手段を持たないというようなことを語っている。
石があるからあの世界は安定しているはず。それを壊したら世界そのものが不安定になるのでは?
一応この問題は監督が答えている。
「サノスはストーンを原子レベルに分解しただけ。インフィニティ・ストーンは今でもこの宇宙に存在しています。」というもの。
しかしだ、エンシェント・ワンは<あるべき位置に置かないとダメ>(意訳)とも説明している。
つまり粉々にしたらダメなのではないか?
だからこそストーンを元の場所に戻しに行く行程が描かれる。
余談ながらTwitterでは「そもそもの救世主はトランクルームのバンの中でスイッチ押したネズミだと判明した。あのネズミがいなければ何も起こらなかったはず。みんなもっとネズ公を褒めてやるべきである。スピンオフで主人公にしてやってほしい。」
と書いていた方がいた。
つまりは『蒸気船ウィリー』は過去にさかのぼって作られたスピンオフ!?
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