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2019年05月12日23:48

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『ビリーブ 未来への大逆転』

『ビリーブ 未来への大逆転』

 男女差別が当たり前だった時代に風穴を開けた“RBG”ことルース・ベイダー・ギンズバーグの若き日の闘いを描く。
今の映画界は空前のヒーロー作品で溢れているが、これは実在するスーパーヒーローのお話。

 50年代のアメリカ、成績優秀でロースクールを卒業したにもかかわらず「女性だから」という理不尽な理由で弁護士の道を絶たれた主人公が不可能とも思える法律撤廃に向けて動く。

 当時のアメリカの男女差や信じられない法律に驚くとともに女性の社会進出に理解を持つ夫の姿にも感心させられる。
勝負服なのか青色などの寒色系が知性と相まってきりりと引き立つ。
女性に膝枕する男性が横たわるポスター(?)にはドキリとさせられた。

 『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズが若き日のRBGを演じる。
伝記映画にありがちだが、主人公は実物よりも美化されたキャスティングをされることがしばしば。
ただ、本作はその意味では例外かもしれない。
まだ健在の人物を身内が脚本化しているので良い面がクローズアップされているのかもしれないけど、映画を観ている印象では身びいきしている印象はない。

 法廷ドラマとしては実に王道的な作りで、何かと上から目線で小バカにする男性権力者をやり込めるのは溜飲が下がる。
何事も同様かもしれないが、初めて大きな壁をぶち破る大変さは良く伝わるし、その勇気と行動力は大いに学ぶ面がある。

 男性優位なショービズ界で戦ってきたミミ・レダー監督がメガホンを取ったのも理解できる。


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