『
メリー・ポピンズ リターンズ』
あの名画の続編が…というのは今では珍しくもなくなったが、約半世紀ぶりにスクリーンに戻ってきたメリー・ポピンズ。
オリジナル版のジュリー・アンドリュースに代わって主役を務めるエミリー・ブラントの役割は大きい。
いやでも比較される難しい役なのによくぞ引き受けた。
前作から20年後、オリジナルでは子供だったバンクス家のマイケルはすっかり大人になって家庭を持っている。
しかし、世の不景気が家族に容赦なく襲い掛かる。
20年後設定は大恐慌にあえぐ苦しい時代。
今の格差社会と結びつける狙いも感じられる。
基本的には魔法とファンタジーの物語でディズニー作品なので予定調和の安心した作りに終始する。
どうしてもジュリー・アンドリュースと比べてしまうが、エミリーなりに奮闘はしていて、ジュリーには出せない味を醸し出す。
正直な話、どこかで本家のカメオ出演が見られるかと思っていたが、「エミリーの映画だから」と即答で断わったと聞く。
いかにも彼女らしい英断。
しかし端役で出演しているメリル・ストリープの相変わらずの芸達者ぶりには驚かされるばかり。(笑)
当時のアナログ的な作風に最大限リスペクトした映像が楽しめるのはオールドファンは胸をなでおろすことだろう。
(もう少し現代的なアレンジも見てみたかった気もするが、それはまた別の機会に…)
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