『
チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』
あたかもフェルメールの絵画を切り取ったような美しい映像に目が釘付け。
それもそのはずで原作の物語はフェルメールに着想を得ているという。
17世紀のオランダではレンブラントやフェルメールと言った世界的画家が活躍。
また、チューリップが大人気となり投機のように扱われていたという。
恋の熱と投機の熱、世継ぎと球根という子孫にまつわる関係を巧みに絡めて歴史劇に落とし込む脚本は、少し出来すぎではあるが楽しめる。
投機に熱をあげる人々、パートナーの心よりも実を求める自分本位の者、内容よりも形ばかりの成功を求め本来の自分の姿を忘れることへの戒めはそっくり現代人にも通じるだろう。
主演のアリシア・ヴィキャンデルに夫役のクリストフ・ヴァルツ、修道院長にジュディ・デンチ、若き画家のデイン・デハーンなどなどとかなり豪華なキャスト。特にアリシアの魅力をあますことなく伝えていて、まさしく本作の“花”である。
17世紀のオランダ・アムステルダムの運河や街並み、風俗の再現は作り物であることをしばし忘れる見事な出来栄え。
これだけ映像が美しい(大変好み)ので、珍しくパンフを買おうかと思い手に取ってみたがガッカリする出来だったので買わずじまい。
公式WEBサイトに載っているようなことを紙に印刷しただけでは…ね。(苦笑)
ソフトは出来次第で検討しようかな。(せめてBDは出して欲しい。)
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