『
ルイの9番目の人生』
リズ・ジェンセンのベストセラー小説の映画化。
生まれてから8年間で8回死にかけるというルイ少年の生死の謎にまつわるミステリー。
強烈なホラーで知られるアレクサンドル・アジャだが、本作ではグロさは控えめで、むしろファンタジー色の方が色濃い。その意味ではティム・バートン的ということも出来ようか。
脚本に趣向が凝らしてあり、先が読みにくい展開が待ち受ける。
とかく人は愛に飢えている。
しかし、愛は何かで買える物でもない。
我が子へ愛情を注ぐ母と父。しかし、そこは安全な家庭ではなかった。
運命のいたずらか、何度も瀕死の状態になる“裏側”が見どころだろうが、そこが巧妙と見るか出来すぎと受け取るかは分かれるだろうか。
ほとんどの出演場面が回想と昏睡状態というルイ少年の内面描写を海の深部と重ね合わせた演出は包み込まれるような心持にさせられる。
ただ説明描写が多くて乗り切れなかった点は心残り。
ファンタジーとミステリーの同居は難しいのだろうか。
ルイを演じた美少年エイデン・ロングワースの将来は楽しみ。
しかしまぁ男というやつは古今東西問わず美女に弱いというのは鉄則。ここだけはリアリティがある。(苦笑)
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