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2018年01月24日00:18

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『ヒトラーに屈しなかった国王』

 大雪にはすっかり振り回されたけど、なんとかひと段落着いたので、少し更新。あせあせ(飛び散る汗)

『ヒトラーに屈しなかった国王』

 第2次世界大戦下、ナチスドイツはノルウェー王国に侵攻を開始。
ナチスはノルウェーに降伏を迫るが政府は拒否。
板挟みになる形で国王に重要な決定がゆだねられる。

 実話物で当時の北欧の事情が分からないと少しピンと来ない点もあるかもしれない。
私も世界史には疎いので泥縄の学習に過ぎないが、なぜナチスドイツはノルウェーが欲しかったのか、どういう風に英国が関係するのかという前提や、北欧地域の地理を知っているといないとでは、ナチスの行動が曖昧に映るかもしれない。

 出来る限り史実に即したというだけあり、臨場感や説得力が伝わる。
キレイごとではすまない政治的駆け引きなど見るべき点も多い。
また、究極の選択をせざるを得ない状況でリーダーとしての矜持や決意は今の社会でこそ認知されるべきだろう。

 カリスマ性ある国王ホーコン7世を演じたイェスパー・クリステンセンが良い。
ヒトラーからの脅し文句にブーメランで返すあたりは胸がすく思いもする。
両方の板挟みになり人間臭さを醸し出す駐ノルウェー・ドイツ公使のブロイアーに共感を覚える。

 しかし、ナチスドイツの支配を受け入れるかどうかに葛藤する話(英語タイトルはThe King’s Choice)なのに、この邦題で大丈夫なのかな。(汗)

フォト


 話はそれるが邦題に“ヒトラー”とつく映画が21世紀になっても本作含め10本以上は確認できる。

『ヒトラー ~最期の12日間~』
『帰ってきたヒトラー』
『ヒトラーへの285枚の葉書』
『ヒトラー暗殺、13分の誤算』
『わが教え子、ヒトラー』
『ヒトラーの贋札』
『顔のないヒトラーたち』
『ヒトラーの忘れもの』
『ヒトラー最後の代理人』

 さて問題、この中で原題にヒトラーの名前があるものがいくつあるか?
答えは「0」である。
配給会社が日本の観客の教養をどの程度と捉えているのかよくわかるなぁ。

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