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2018年01月09日14:55

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『ボス・ベイビー』

『ボス・ベイビー』

 ユニバーサルとドリームワークスの初タッグ作品。
思えばドリームワークスの配給はあちこちと変遷が目まぐるしい。
それでもある程度は日本公開されていたが、パラマウントから売却されたあたりからおかしくなった。
実写部門はディズニーに移行したが、アニメ部門は20世紀FOXが権利を持っていた。
(確かにディズニーには立派なアニメ部門がすでにあるしなぁ…苦笑)
しかし、20世紀FOXは日本公開に消極的。(『カンフーパンダ3』も『ヒックとドラゴン2』もスルーされた。)
このたび本作から日本配給パートナーを東宝東和に変えたことで日本配給につながった…のなら結構なこと。


 赤ん坊に黒スーツというギャップあるキービジュアルが目に飛び込んでくる。
しかし、愛くるしい赤ちゃんの映像から想像するのとは違い、ずいぶんと世知辛い内容。
弟が生まれて両親の愛情が取られ嫉妬する兄という構図はよくあるが、その生まれた弟の正体がシュールな設定で、子供よりも親の方が身に染みる部分が多いかもしれない。

 実際これは縄張り争いの話。
親の愛を独占してきた兄ティムが弟の出現にうろたえること。
そして親の愛をせしめたと思った赤ん坊も安泰ではないという切羽詰まった問題が語られる。
舞台となる“会社”での仕事の取り合いも然り。
ティムが想像力豊かな男の子という設定だけあり、様々なアイディアが盛り込まれる。
ファミリー向け映画として、ヴィジュアル面の効用は十分ある。

 現実社会の会社経営者たちに対する皮肉が赤ん坊に込められている。
外見こそ大人でも「中身は赤ん坊と変わらないでしょ」と言わんばかり。(笑)
実際、わがままですぐ感情をむき出しにして大事な会議でも眠りこける…確かに似ているのかもしれない。
しかし縄張り争いの勝利以上に大事なことを知る“赤ん坊”の成長物語でもある。

 挿入される映画パロネタには思わず笑みがこぼれる。
悪役にもセカンドチャンスが与えられるあたりは製作サイドの思いが伝わる。

フォト


 ちなみに鑑賞した海外盤と公開版では吹き替えキャストが違う。
その意味では海外盤も抑えておいて損はなかったかな。
…もっとも逆に吹き替え目当てで国内盤を追加するかと問われたら躊躇する…かもしれない。(笑)

3月21日公開…予定(笑)

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