『
わたしたち』
どこの国でも、どの社会でも見られるヒエラルキー。
そこにはいじめの問題も避けて通れない。
少女は仲間に入りたいがために嘘をつく。
そして嘘が自分を傷つける。
友達作りがヘタでで仲間外れにされているソン。
ドッジボールのチームわけでも足手まといと言わんばかり。
そんなある日、転校生ジアがソンの友達となり孤独を救うかに見えたが…。
韓国の小学校を舞台にした友情とイジメ問題を扱った良作。
『オアシス』『シークレット・サンシャイン』のイ・チャンドンに発掘されたというユン・ガウン監督。これが初長編とは思えない手腕を発揮。
監督の実体験をもとに作られたというのも頷けるほど女性監督らしい視点を感じる。
かつて通ってきた主人公の小学四年生と、現在の年齢に近い母親との両方の立場に投影されていたのではないか。
演技するのが初めてという少女二人を主演に据えているが、その自然な演技には<よくある出来事>ばかりとはいえ引き込まれてしまう。
今にも崩れ落ちそうな不安定な危うさが瑞々しい映像から伝わる。
キャスティング自体がとてもハマっている。
主人公ソンは素直ではあるが目立たない印象でクラスメイトの中でも小柄な体格をしている。
クラスのリーダーともいうべきボラが美人で体つきも女性的発達を感じさせるのも的確に思える。
各家庭の格差にももう一つのヒエラルキーを感じる。
救いになるのがソンの幼い弟ユンというのも良い。
マニキュア、アクセサリーといった小道具が上手く生かされるのも特筆すべきか。
多かれ少なかれ誰しもが体験してきたいじめの現場を思い出す箇所はあるだろう。
(ちょっとだけヒマができたので久々にイラスト投稿。またしばらく多忙になりそうだけど

今年のTIFFは断念せざるを得ないのかなぁ。)
ところで恵比寿では恵比寿文化祭なる催しが…。
https://gardenplace.jp/special/1710bunkasai/
仮設のステージでは(時間帯からいって)広尾学園ダンス部だろうか。
エネルギッシュなダンスを披露していた。

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