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2017年09月20日00:25

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『ダンケルク』

『ダンケルク』

 まさしく映画館でみるべき映画。
銃撃音や戦闘機の轟音が耳から離れない。
家庭のTVで見ては、本作の真の魅力は伝わらないのではないだろうか。
CGが嫌いで、極力実物を使うことを好むノーランらしい作品。
劇場を戦場に変える撮影は必見。
106分とノーラン作品としては短めにもかかわらず、観終るとグッタリと疲労感を覚えた。

 第二次世界大戦のダンケルクでの撤退を陸・海・空3つの舞台と3つの時間軸で語られる。
それらが混然一体となってクライマックスに収束していく編集は『メメント』のノーランを思わせる実験的試み。

 当初は脚本を持たずに撮影に入ろうとしたというだけあり、個々の人物像に深みは感じさせない。
むしろ戦場の普遍描写として匿名にしたかったのかもしれない。
そんな名もなき人々の中でも「ムーンストーン号」の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)には痺れた。
戦争映画というジャンルにくくられるだろうが、その割に血しぶきやグロい死体などのシーンはほとんど見られない。
そこには監督の「これはサバイバル映画」というメッセージが伝わるようだ。

 不穏な空気をもたらすハンス・ジマーのスコアも効果を上げている。

 話は脱線するが、この作品はIMAX用のフィルムで撮影されているということ。
監督の意向に沿った鑑賞はIMAX次世代レーザーで上映という109シネマズ大阪エキスポシティだけらしいが、中々そこまで出かけるのはハードルが高い。
他の劇場で見るのはどこに違いがあるのかというと大幅なトリミングが行われているという話。

 最初、TOHOのラージスクリーンで拝見したが、どこか窮屈さを感じた。
それは戦場での閉塞感を表すためかと思っていたが、後日同じTOHO系だがIMAXで鑑賞してみてハッキリと違いを感じた。
上下(特に上部)の圧迫感が少ない。
109シネマズ大阪エキスポシティではさらに広い映像が堪能できるという話であるのだが、これで同じ映画と言っていいのかなぁ…。
ソフト化の際はオリジナル比率で見てみたいけど、どうなるか。

フォト


(参考元)
https://twitter.com/capitano1812/status/905055735037345792


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