『
マリアンヌ』
クラシカルな装いの第二次世界大戦を舞台にしたメロドラマ。
露骨に『カサブランカ』を意識させる下りやサスペンスが古典を思わせる。
ロングショット多用、映像的にもスクリーン映えする職人ロバート・ゼメキスらしい技が冴える。
…のだが、いかんせん予告編などの事前情報を与え過ぎ。
戦時下も情報がキモだが、情報操作はよほどうまくできないなら、何も知らせない方がマシ。
(これはゼメキスの責任ではないので、少し気の毒な思いがする。)
ハラハラドキドキのサスペンスが売りの一つだろうが、仕掛けにもう一工夫欲しい。
王道という形容も出来るのだが、意外性も含めて予定通りの進行に見えてならない。
ビシっとしたスーツを決めたブラッド・ピットも大熱演だが、マリオン・コティヤールは格が違うとばかりに終始目を引き付けられる。
彼女を見るためだけにお金を払っても損はない。
画になる美人美女って今どきなら嘘くさいが昔はお約束だった。
そういう点も往年の映画ファンには訴えるのではないか。
狭い車内のカメラワークなど技術的には観るべき点が山ほどある。
それだけに予告編や売り文句に内容を盛り込みすぎていたのが残念でならない。
ナチス・トランプはちょっと欲しいかも。(苦笑)
※字幕製作で非常に問題のある個所があったな。配給会社は映画を理解してない。(笑)
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