『
ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』
アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞に輝いた『フリーヘルド』をベースにしたヒューマンドラマ。
今でこそ同性婚が合法化されているが、それ以前、同性の“パートナー”は家族としての扱いは受けられなかった。
年齢差や同性愛といった壁を乗り越えて、さらに法に立ち向かうという社会派の側面が強い。難病を扱うとはいってもけっしてお涙頂戴物にはならない背筋の伸びた脚本は評価できる。
なによりジュリアン・ムーアとエレン・ペイジ主演二人の迫真の演技が特筆ものか。
自身も同性愛者であることをカミングアウトしたエレン・ペイジは製作にも名を連ねる。
(カミングアウト後の初の映画かな?)
『アリスのままで』をも凌駕するほどのジュリアン・ムーアの役への献身ぶりはメイクの力を差し引いても目を見張るものがある。
刑事ゆえ、ズルい立ち振る舞いをしないで正々堂々と立ち向かう姿勢に説得力がある。
同僚を思う刑事らにも感銘を受ける。
作品のテンポを変えるスティーブ・カレルの存在はいいアクセントになっている。
随所にメモしたくなる心に響く良いスピーチがあった。
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