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2016年10月31日01:49

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『フィクサー』@東京国際映画祭

EXシアターでは、待ち時間の観客のためにエレクトーンが演奏されてる。
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この日は「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「HERO」のテーマ曲を演奏していた。


『フィクサー』@東京国際映画祭

 ヨーロッパ(特に貧しい東欧)で問題になっている組織的少女売春。
強引な人身売買の手法もあり大きな社会問題になっているが、事件の性質上被害者が表に出てきにくいのが現実。

 特ダネをつかんだと思ったマスコミがルーマニアの現地調整役(フィクサー)を通して被害の少女に何としてもインタビューを取ろうとするもの。

 主人公は駆け出しジャーナリストの端くれにいるラドゥ。
千載一遇のチャンスで、野心を持って出世を狙う。そこには東欧の厳しい経済状況も関係しているのだろう。
また、そのことは水泳で成績を残せない息子への厳しい指導にも表れる。
(二番じゃダメなんです!!)

 常々マスコミのモラルに対しての疑問点は付きまとう。
報道の名のもとに全てが正当化されるというのはある種の傲慢であり、盲目状態となっていると言えるのではないか。

 ともすると結びつかない二つの出来事が、ある視点でピタリとハマる。
子供の自我と大人の欲望とがごっちゃになった世界で、どちらが正しい道なのか。
<子供のため>と言いくるめるが、その実はどうなのか。
思わず胸に手をあてたくなる秀逸なドラマ。

 売春させられていた少女アンカ役の子がリアルで驚く。
インタビューのシーンでは芝居と分かっていてもハラハラさせられた。

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 Q&Aにはアドリアン・シタル監督&脚本と主演俳優のトゥドル・アロン・イストドルが登壇。
児童虐待がテーマであるが、映画の撮影自体が少女への虐待にならないか慎重になったという。ちなみにアンカ役の父親は警察官なんだそう。

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今年はコンペ作品のチケをあまりとってないけど、これは何か賞を取りそうな予感。
あと巷では『ダイ・ビューティフル』の評判が良さそう。(未見)
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