『
ザ・ギフト』
個性派俳優ジョエル・エドガートンの監督デビュー作は低予算ながら見る者を驚かせるスタイリッシュなサスペンス映画。
本作のプロデューサーが『パラノーマル・アクティビティ』シリーズを手掛けたジェイソン・ブラムと聞けば、それも納得できる。
シカゴからカリフォルニア州郊外のガラス張りで見晴らしのいい邸宅に越してきた若い夫婦サイモンとロビン。
子供が欲しいが、これまでできなかった。
環境が変わって変化が生まれるか…と思っていたところへ、夫の同級生ゴードとばったり遭遇。
それを機会に交流を深めてゆくのだが…。
話の冒頭からは予想がつかない後半の展開に引き込まれる。
ネタバレ禁止要素が強い作品なので、話の内容には触れにくいが、人生の節目でサプライズを与える<贈りもの>。
贈られてうれしいもの、困るものと様々だが、そこには
<贈り主からの意図>が隠されている。
ギフトとプレゼントとどちらも<贈りもの>ではあるが、感覚的に違いがあるという。これはギフトでなければならないだろう。
夫婦にとっては頼みもしない<贈りもの>が次々送られて閉口するのだが、“恐怖の贈りもの”に気が付いた瞬間に戦慄が走る。
ともすれば悪趣味になりがちなサスペンスをひねりあるアイディアが魅せる。
(あとは劇場で!)
カメラワークも良いが、キャスティングが冴えている。
監督・脚本も務めるジョエル・エドガートン演じる級友ゴードの胡散臭さは一級品。
仲睦まじい夫婦の旦那役のジェイソン・ベイトマンもイメージカラーを効果的に使っている。
ある意味被害者でもあるが、罪深い盲信者である妻のロビンの役こそ現代社会の厄介な存在なのかもしれない。
試写会@アキバシアター
10月28日より上映
ゲストにドキュメンタリー監督の松江哲明と評論家の松崎健夫によるトークがあった。
なぜかアンジーの『白い帽子の女』など脱線話が多かった。
傑作だったのは
『永遠の○』の原作者と信者をdisったことかな?(伏せ字になってない。…笑)
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