『
ジェイソン・ボーン』
待ちに待ってました、マット・デイモンとポール・グリーングラス監督のボーン・シリーズへの復帰を!
三部作から少し期間が空いてしまった感は否めないが、それでも素直に喜びたい。
リアルタッチのファイトで、ハンディカメラの手ぶれと細かい編集でぐるぐる目が回るようなスタイリッシュ・アクションのボーン・シリーズ。
このシリーズのアクションが映画やドラマ界に与えた影響も少なくないと思う。
(前の方の席で見ると頭がクラクラする。まぁそれも魅力の一つかも…。苦笑)
本作でもその魅力は健在だが、顔見世的な色合いが強かったのか。
久々のマット復帰は回想シーンを交えながら観客にも思い出してもらい、なおかつ初心者にもわかるようにという手堅い配慮だろう。
元CIA職員スノーデンのリークやギリシャの経済問題など現実の社会問題への目配せも今日性を感じさせる。
YahooやFacebookがCIAの監視下にあり協力していたとかいう噂を思い出すような展開も見せるが、キャストではCIA長官ロバート・デューイ役の“ボス”トミー・リー・ジョーンズよりも新顔CIAエージェント・リー役のアリシア・ヴィキャンデルのミステリアスさに目が行く。
アクションに次ぐアクションで、ボーンをCIAに取り込んだ真相のミステリーと相まって息つく暇もない。
ただし、これまで
<あり物>を自分のスキルで活用をしてきたボーンにとって便利な道具を便利に使っているのは減点材料。
過去作との差別化を図らないとならないとはいえ、現実離れしたカーアクション(というかカークラッシュ)は少々ヤリすぎにも思えてならない。
他のアクション映画なら十分満足だろうが、なまじこのコンビだけにハードルは高くなってしまう。
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