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2016年09月28日01:58

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『聲の形』

『聲の形』
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 想像だにしない重い内容だった。たらーっ(汗)
聾唖の少女を扱ったということだけは聞いていたが、いじめ問題と心の再生という深い精神面の葛藤に大部分が割かれていたのは驚き。
そして、見渡す限りのぎっしりと入った観客も然り。

 この夏は大ヒットしているモンスター・アニメもあり、そのお陰で損をしているが本作の客員動員もかなりの物だと思う。
その意味では比較されても仕方ない部分はあるのだろうか。

 大今良時の原作コミックを『けいおん!』の山田尚子監督が手掛ける。
演出は丁寧というかオーソドックスに感じた。
挿入歌や主題歌の使い方を見ても目新しい感じはしない。
ただOPのThe Whoには少々面食らった。
そのせいかどうか、「これからハジけた青春映画が見られる」ものとばかり勝手に想定した自分も悪いのだろうが…。

 実に重い。日本的といえば日本的なのだろうか。
どこまで行っても抜け出せない陰湿な空気は、やはり閉鎖的社会での軋轢が生む病なのか。
中心となる石田将也、西宮硝子の二人よりも周囲のキャラクターに惹かれる。
とりわけ結絃や親友の永束の存在は大きい。

 正直なところ、ガキ大将・石田将也のメンタリティに違和感があり、どこか嘘くさい感触が最後まで拭えなかった。
終盤の展開はやや長いかなとも思える“丁寧さ”で伏線を小まめに拾い上げているが、その割に<あれ>を回収しなかったのは気になる。やや欠け月

 逆に京アニの総力を結集したかのような作画は異次元の力作で、(手話が描かれるだけあり)些細な手の動きやキャラクター描写に対しての愛情は並々ならぬものが感じられる。
(スカートの動きは不自然な所もあったけど。…苦笑)
原作者の聴覚障害者へのいじめというタブー視されがちな内容に踏み込んだ勇気は感服もの。

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