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2016年09月18日00:51

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『波紋』@スウェーデン映画祭2016

スウェーデン映画祭2016が始まった。
今週末は話題作も多く、どこから手をつけたら迷うが、あれやこれが混雑していたのもあり、こちらを。

『波紋』(ジャパン・プレミア)

 少年であっても罪をおかせば罰せられるが、刑期を終えるということは、一度リセットされるはず。
しかし、そう簡単に割り切れるものでないことは常々感じるところ。
少年犯罪の<その後>の難しさ、赦しの難しさと狭い社会の弊害だろうか。

 ガールフレンド殺害事件で服役していた17歳のヨンが刑期を終えて出所してくる。
家族は喜びをもって迎え入れるが、狭い片田舎の町では当の家族以外は誰もが疑いの目を持つ。
復学した学校でも阻害され、昔の友人も遠ざかる。

 頭でわかっていても人の心は、そう簡単に合理的には運ばない。
セカンドチャンスを与えられない不条理さを嘆きつつも被害者の気持ちも理解できる。
あるべき解決とはいかなることなのかと自問したくなる。

 主人公ヨン役を演じたのは人気ミュージシャンのウルリック・マンタ―。
派手な演技をさせない演出は賢明だったと思う。
謎めいていてどこか透明感ある役柄はピッタリだと感じた。
父親役の俳優が深みを感じさせていて良かったが、元カノの母親役が少し若すぎるのではないか…。
セリフも説明も少ないので、そこは分かりやすいキャスティング(あるいは衣装やメイク)であってほしかった。

 マグヌス・フォン・ホーン監督はこれが長編デビュー作というが、BGMもなく多くを語らず、余白を残す映画は通の好感を呼びそう。
逃げ出すこともできない閉塞的な地方のコミュニティゆえの悲劇ともいえるのか。

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 とても観客に若い女子が多くて、北欧好きが集まったのかと思っていたら、主演のウルリック・マンタ―がゲストで登壇とのこと。

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そうかミュージシャンとしてのファンが多いのか。あせあせ

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(だからこそ前席の方から客が埋まって行ったようだ。男性客は比較的後ろ目でしたね。)
トークショーではゲストよりも通訳の女性が目立っていた気もする…。(笑)

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 司会者からの質問が一通り終わり、一般観客から質問を受け付けると映画の事よりもウルリック個人や音楽の事(「日本でライブの予定は?」「次のアルバムは英語ですか?」「映画製作とアルバム制作は重なっていたと思うけど影響は?」「劇中でカノジョとイチャイチャする芝居は演技ですか?私生活でもあんな風にするの?」)が多くなり司会者も「映画の事を聞いてください」と促す場面も。(笑)

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19日と22日に上映が残っている。(ゲストのトークショーはないけど)
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