『
グランド・イリュージョン 見破られたトリック』
前作ファンをターゲットにした続編。…というよりもかなりしっかりと前作を見直してないと厳しいかもしれない。
何となく記憶にある程度では置いていかれるのではないか?(ハイ私の事です…苦笑)
続編ものが珍しくない時代とはいえ、やはりこれでは少し配慮に欠ける気がしてならない。
CGがない時代ならともかく、編集や加工が自由にできるデジタル時代の映画の中でいくら派手なトリックを見せても今の観客は驚かない。逆に猛特訓で本当に演じたシーンが多いという本作でも「どうせCGでしょ?」と言われかねないのは損だな。
フォー・ホースメンに新メンバーが加わったりして新味を出そうというのはわかるけど、前回のメラニー・ロランほど惹きつけられる女優がいなかったのは個人的にモチベーションが下がった。
前作と関連付けられるのは<遠い地への瞬間移動>や<小ネタを大技の伏線にする>などがある。
イリュージョン監修にデヴィッド・カッパーフィールドの名前があるのも心強い。
キャッチコピーに「イリュージョンvs科学」とあるが、どちらも理論的なもので対峙するものではないのでは?(宗教vs科学の類とは違うはず。もっとも催眠術は対立側に入るか?)
むしろフォー・ホースメンに挑んだ天才エンジニア・ウォルター(ダニエル・ラドクリフ)の心の隙間がチラリと見えた瞬間が興味深い。彼の出自の影の部分にもっと光を当てても面白かったか。
ただ、それにしても後付設定(前作でタネを明かした部分があるために、新たな謎を作らなければならなくなった)のようなムリを感じる展開はどうだったか。
それでも引き継がれた豪華キャストは見応えがあり、中でもマカオが舞台だからかマーク・ラファロのカンフー映画風(?)アクションは楽しめた。
やはり邦題よりも原題(Now You See Me 2)の方が内容に合っていると思うのだがなぁ。
スカラ座で観たので、帰り道に日比谷シャンテによって『シン・ゴジラ』のフィギュアを拝見。
意外にも多数の有閑マダム(?)がスマホで写真を撮っていたのが印象的だった。
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