『
選挙の勝ち方教えます』
『アルゴ』の製作スタッフがボリビア大統領選挙の裏側を描いたドラマ。
アメリカの政治コンサルタント、ジェーン・ボディーン(サンドラ・ブロック)にボリビア大統領選出馬中のカスティーヨ陣営からテコ入れ要請がある。
乗り気ではなかったが、最大のライバル候補リベラのコンサルタントがかつての宿敵だったことを知り、俄然燃える…という筋書き。
元の主人公は男性向けに書かれた脚本を
サンドラが女性向けにリライトしてもらって実現したそうな。
手段を択ばずに勝利をもぎ取ろうとする選挙戦のエゲツナサに泣いたり笑ったり…。
ジェーンはやり手ゆえ、「カラミティ・ジェーン」とまでジョークのネタにされるほど。
実のところ根底には
西部劇のスタイルが流れている。
ならず者から町を救うために<無法者>の凄腕ガンマンを雇い、その後ガンマンは町を出ていくというものだ。
支持率を上げるために“禁断の手法”を使うさまが面白い。
コメディタッチで楽しませるが、選挙ゲームで一喜一憂しているコンサルタント陣営らに突きつけられる庶民のリアルな姿は考えさせられるものがある。
「誰のための選挙なのか、何のための選挙なのか」。市民不在のゲーム感覚しか持ちえない連中には一番大事なことが見えていないことを痛烈に批判している。
自ら名乗りを上げただけあり、サンドラの演技は光るものがある。
宿敵を演じるビリー・ボブ・ソートンもハマり役。
10月5日発売予定(独盤に日本語付き)
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