『
ふきげんな過去』
ある日突然、亡くなったと思っていた人物が戻ってきたら?
しかも前科もちで存在を公にはできない。
東京・北品川の食堂で女系家族と暮らし「私には未来が見える」という高校生・果子(二階堂ふみ)。
18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)がひょっこり現れる。
そこから未来子にかき回される奇妙なひと夏の生活が始まる。
シュールでブラックなドラマで、そういうタイプは嫌いじゃないのだが、どうにも頭に入ってこない。
時間の流れが平板すぎて、2時間の映画なのに何度も時計が気になった。
果子が<過去>を未来子が文字通り<未来>を示しているのだろう。
比喩の多いスタイリッシュさに特定のファンもいると思う。
しかし予告編で明かされる果子と未来子の秘密は劇中で知りたかった。
そこは焦点ではないということか、それとも制作陣の自信の表れなのか…。
全体に薄めの色彩設計もスタイルなんだろう。
二階堂と小泉のバトルシーンは淡々と流れる本作では見どころの一つ。
果子のいとこカナ役の
山田望叶で救われたところもある。
間の取り方もセットも演劇的な印象を受けたのだが、前田司郎監督は劇団を主宰していて『横道世之介』の脚本家と知って…妙に納得。
キツイ言い方をすると俳優に頼って、観客に甘えている印象。
ところで、影響を受けたり親しんだアーティストの訃報が今年は特に多い気がする。
つい先ほど知った情報ではZABADAKの吉良知彦さんがなくなったそうだ。
http://www.zabadak.net/information/2016/0402_20160706_notice.html
個人的には上野洋子脱退後は熱心なリスナーではなかったが、謹んでご冥福をお祈りしたい。ああ、こんなことなら「MOON YEARS」を買っておくんだった。
(リマスター前の個別のアルバムでは所有しているものの…)
再発売されないかな…。
ログインしてコメントを確認・投稿する