『
アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』
ルイス・キャロルのアリス・シリーズの原作を映画化した『アリス・イン・ワンダーランド』の続編。
前回監督だったティム・バートンは製作にまわって、監督は『ザ・マペッツ』シリーズのジェームズ・ボビンにバトンタッチ。
しかしその分、
毒気が減った気がしてならない。
マッドハッタ―が家族の不在で失意のどん底にいるのを、過去に遡り修復しようというアリスの試み。
<タイム>という時をつかさどるキャラクターにサシャ・バロン・コーエンが扮するが、ディズニー印に抑え込まれたのか、いつになく“機械化された”みたいだった。(笑)
ともかく色彩の鮮やかさが目に付く。
合成のないシーンがないのでは…と思うほど、どのカットも手が入っている。
白と赤の女王の曰くも触れられるが、アイディアとしては凡庸に思える。
もはやルイス・キャロルの原作は別物と思った方がいいかも…。
タイムトラベルものとしては珍しい印象も受けないし、ワンダーランドのキャラクターたちも(幼少期の姿は可愛らしいが)顔見世程度に終始していたのは惜しまれる。
それでもメインキャラクターが変わらなかったのは喜ばしいことだし、声だけとはいえアラン・リックマンの遺作でもあるのでファンは一見の価値はあるだろう。
2010年の1作目でアリス役に抜擢されたミア・ワシコウスカの、その後の6年という<時間の旅>が本作での自信ある演技につながっている気がした。
狙ったわけではないだろうが「マッドハッタ―(ジョニー・デップ)がこのところ元気がない」というセリフに
アンバー・ハードとの離婚問題が頭をよぎり苦笑いを浮かべてしまった。
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