『
植物図鑑 運命の恋、ひろいました』
フリーパスじゃなければ、まず見ることはなかった作品、その2。
前回『高台家の人々』はそれでも想定内のティーン女子向け邦画だったが、これはキツイ。
タダだからと安易に鑑賞したフリーパスの恐ろしさに我を呪う。(苦笑)
ベストセラー作家・有川浩の小説が基になっているようだが、原作に問題があるのか脚色に問題があるのか分からないが、これは設定が無理過ぎて見てられない。
せめて男女が逆ならあるかもしれないが、見ず知らずの男を一人暮らしの若いOLが引き入れて同棲生活をするなんてリアリティのかけらも感じられない。
また、男が空腹で動けないというのも嘘くさい。
(全ては
「ただし、イケメンに限る」なのだろうか。…涙)
まだ「罰ゲームでやらされる」という方が説得力がある。
都内の不動産会社に勤めるさやかの日常は平凡で仕事もプライベートもパッとしない。
そんな時に運命の出会いを果たすのだが、転がり込む樹(いつき)の素性は割と早い段階で読めてしまう。
半年間の生活で、これまで見向きもしなかった野に咲く草花に目を向け、美しさや個々の有用性を知って自身の成長につなげるという点は理解できる。
ただ、樹自身の発言が一貫性を感じられないのは疑問。
さやかの家庭の描写も不明瞭で、妄想で書いたにしても、あまりにあり得ないことが多すぎる映画。
不動産会社の上司なども人物造形が雑すぎてみてられない。
クローズアップの切り返しの多い編集も厳しい…。
山村暮らしをしたことがある人には懐かしい野草のメニューにほおが緩むかもしれない。
フキ・ワラビ・ノビルといった野草には子供のころの記憶が蘇る。
さやか役の高畑充希の繊細な演技力は、この映画唯一の救いだった。
(樹役の岩田剛典は…以下略)
ちなみに同棲の半年間は冬から夏までなので『秋』は来ない。つまり『アキが来ない』ってことですね。(お粗末)
このおかげで他のティーン向け邦画が怖くなってきた。ただでもムリ。(笑)
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