『
高台家の人々』
フリーパスならではの醍醐味(?)を味わう作品。
客席には単独男子の姿が非情に少ない!!(笑)
口下手で妄想大好きの会社員・平野木絵(綾瀬はるか)が務める会社にNY支社からイケメンで元華族のエリート上司・高台光正(斎藤工)がやって来る。
不器用なドジっこな木絵がこともあろうに、この不釣り合いな上司に恋をしてしまう。
しかし、光正には秘密があった。それは生まれついてのテレパス兄弟だったこと。
原作は森本梢子の人気コミックで<ザ・王道>と思えるラブコメ。
他人に知られたくない妄想が筒抜けで大慌てという着想は面白いと思うのだが、その後に木絵が事実を知らされて真剣に悩むくだりがどうにも停滞と失速を感じる。
前半の能天気なノリのままで行けばまだ楽しめたかもしれない。
そもそも光正も30年あまり他人の思考をみせられて、たいがいの事に新鮮味など感じなくなっているはず。
テレパスであることが知られてもゴシップネタにもなっていない世界はどうなのだろう。
時に“天然発言”であっと言わせる綾瀬はるかが演じる役の妄想としては全く持って平凡レベル。いやそれ以下かもしれない。(笑)
<妄想>と<テレパス>という飛び道具は相乗効果とはならずに、相殺されてしまったのだろうか。
高台家の過去の話も説明という範疇に思えて、シャーロット・ケイト・フォックスが日本映画デビューだというのに特別さを感じられなかったのは残念。
(残念ついでに言えば、英国が登場するのに英国訛りには感じない…。)
水原希子のキャスティングも英会話力込みなのかと邪推する。
劇中でブルジョア生活が似合っていたのは、唯一高台家に嫁いできた母・由布子を演じた大地真央というのも皮肉な感じがする。
製作フジテレビで妙に納得。(苦笑)
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