色んな場所で試写会を見てきたが、これはかなりレアケースじゃないか?
『素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店』の試写会場はなんとベルギー王国大使館!
こういってはなんだが、映画内容よりもそのロケーションに惹かれた。
…が、ここで難題が立ちふさがる。
某サイトでの独占上映だったのだが、応募条件はペアで申し込める人。さらにツレもTwitterのアカウントを持っていること。
この条件で私は応募をあきらめました。
そして月日は流れ…(笑)
TwitterのTLで相互フォロワーの方が当選されたとツイートあり。
しかし、この方はペアの相手を決めていなかったか、当てが外れたのか募集をかけていた。
一度もあったこともない人だったので、どうしたものかと思ったが思い切って手をあげてみた。
するとすかさず返事があり、同意してくれた。
何と嬉しい
サプライズ。
場所柄、事前に名前の登録が必要だということで、手続きをしていただく。
…ところが、日程が近づいたある日に「都合が悪くなったので、一人で参加してください」とのこと。
先方には説明したから是非にと言われたが、私が当選したのでもないのになんだか気まずい…。
だが、再度念を押すように勧めてくれたので、ご厚意を無にしたくないから受けてみることにした。
日テレの近くにあるベルギー王国大使館。
無論は行ったことはおろか見たこともなかった。
(最近、こんなにドキドキした経験はない)
エントランスではタンタンもお出迎え。
今回の試写会は場所が特別なだけじゃなく、ドリンクのサービスもついてくる。
VEDETTという“おびいる”もあったのだが、アルコールが苦手なのでソフトドリンクをいただく。
ただ、ベルギーの物じゃなくアメリカの物で、ミランダ・カーも愛飲しているというコンブチャワンダードリンクのシリーズから<ナイアガラグレープ>を。
説明はし辛いけど、ジャスミン茶ベースにグレープをミックスしている感じ。
コンブチャとついているけど昆布は入ってない。分かりやすく言うと昔日本でヒットした紅茶キノコのことだという。
(ちなみに、ドリンク類はお代わり自由だった。余分があったようなのでお土産に一本もらって来たらサクランボのアルコールだったのはご愛嬌。笑)
(リーフマンス)
会場はこんな感じ。
オシャレな空間だけど、映写向きではない。
(始まって分かったけど、低解像度のプロジェクターだったのは残念。音声もスピーカーが離れすぎていて、中ヌケしてるし会場内がライブ過ぎて聞き取りにくい。イスも硬い素材。)
時間までだいぶあるので、飲み物をいただきながら中庭などを撮影。

お手洗いは地下にある。
『
素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店』
長編初監督作品『キャラクター/孤独な人の肖像』が第70回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したマイク・ファン・ディムによる新作。
「ミシュランで星を獲ったのに、ハンバーガーなんか焼けるか」というスタンスで、ハリウッドからの依頼を断り続けたマイク・ファン・ディム監督が久々にメガホンを取った。(笑)
人の幸せはどこにあるのか?
決して経済的に裕福なことでもないだろうし、社会的地位でもないだろう。
母がなくなり人生に希望を抱けない若き大富豪がいかにして死への旅を選ぶかというブラックコメディ。
自殺ほう助のために風変わりな“旅行代理店”エリュシオンにサプライズを依頼する。
知っての通りエリュシオンとはギリシャ神話に登場する死後の楽園のこと。
しかし、同じ代理店で出会った顧客の女性と意気投合してから、妙な変化が起きる。
トボけたシュールなブラックさは欧州的で、カウリスマキなどの作品にも通じるところがある。
サスペンスタッチの追跡劇やカーアクションも見ごたえ十分。
予告にもチラ見えするトラックのシーンはどうやって撮影したのかと思うほどスリリング。
希望のない男に希望の灯が点ったらどうなるのか…というくだりまでは予想つく話だが、そこから大人のおとぎ話としての展開が待ち受ける。
重苦しいテーマにもかかわらず、軽妙な笑いに包まれてホッコリする。
面白いと思ったのは、自殺願望ある男性が車をドライブする際に身体を気遣うあたり。(笑)
大富豪の邸宅の執事長兼庭師のムラー(ヤン・デクレール)が味わい深い。
ずっとマイク・ファン・ディム監督はCM業界に籍を置いていたというだけありパステル調の美しい色彩が印象的。オランダのウェス・アンダーソンと呼ばれる所以だろう。(ディム監督の方が年上だけど…)
登場するジャガーやベンツといった名車の数々も車好きなら目の保養になるだろう。
邦題の“素敵なサプライズ”とは何なのかが見どころだが、これ以上はネタバレになるからナイショ。(笑)
5月28日より公開
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