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2016年05月21日01:15

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『ちはやふる 上の句』

『ちはやふる 上の句』

 近頃多い前後編。
原作が長いために刈込にも限界があっての前後編…、あれ?
これはデジャブか?(笑)

 末次由紀による人気コミックの実写映画化。
二部作の第一弾。
原作漫画もアニメも見てないけど、広瀬すずに惹かれて鑑賞。(動機が分かりやすくて大変よろしい!…笑)

 しかしずるいよ、野村周平。
広瀬すずを膝にのせたり、肩枕したり、抱きかかえて最後にはおんぶだなんて、まったくもってケシカラン!
いろんなところが当たっていると思うだけで…。(以下略)

 冗談はそれくらいにして、劇中でも語られるように「かるた取り」という大人しい遊びをイメージさせながらのスポ根モノは着想が冴えている。
<競技かるた>ネタは原作マンガを描く際に編集サイドから提案されたというから、作者自身は元はそれほど詳しくなかったのだろう。
だがそれが結果的に客観的に観察できたのではないか。
『下の句』編ありきの『上の句』編だろうから、伏線未回収なのは仕方ない。
映画の表紙には綾瀬千早演じる広瀬すずが前面に立ち、彼女を愛でる作りにはなっているもののストーリー上は真島太一が核となる。

 話が映画からずれて恐縮だが、末次由紀といえば例のトレース問題で一時休業していた経緯があったのを思い出す人もいるのでは?
やったことの是非はともかく、外見が出る仕事じゃないので多少絵柄と名前を変えて仕事を続けることも出来たはず。
しかし、そうせずに自分の過去の過ちをキチンと受け止めた姿は、本作での真島太一と重なる。
当人は全く意識してないかもしれないが、私にはそう見えて仕方なかった。
天才・綿谷新には正攻法では手が届かないと分かっている焦燥感と心の弱さは誰にも当てはまる事ではないのか。

 スローモーションや百人一首に絡めた内容とリンクする筋運びがいかにも…と思わせるが悪い印象はない。

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