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2016年04月12日14:17

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『孤独のススメ』

 先日、我が家のブルーレイレコーダーのリモコンの反応が鈍くなったので(動いたり動かなかったり…)、ネットで新品のリモコンを注文。
予定が14〜18日に配達ということ。
まぁ、そこまでは騙しながら使えるかな…と思っていたが、急にダメになってしまって、他にもっと早く入手できるところがないか探した。
ヤフオクでも出品されていたが、ヨドバシなら在庫がある店舗もあったので、ダブるのは仕方ないとあきらめて買いに出た。

 まぁ、出たついで(?)なので、一つ映画でも見てくるかってことで納得させたのですが。(笑)


『孤独のススメ』

 どことなくアキ・カウリスマキの映画に近いユーモラスな雰囲気を感じたオランダ映画。
しかし、内容は予告で判断するよりもシリアスだ。
オランダには山がない、少なくとも登山と呼べそうな規模は…。
だからこそ原題に込められた意味は深いのかな…とも思った。

 妻に先立たれ息子とは離れて独りで暮らす中年男フレッドと無口で自分自身を失ったかのような謎の中年男の邂逅。
オランダの片田舎が舞台。
そこでは敬虔なキリスト教徒であることが大半なように、古い因習や価値観に縛られている。
フレッドも例外ではなく、定時に祈りを捧げて食事をとるのだが、そういう決まりきったルーティンを破る男によって封印してきた大切なことに気づかされる。

 人生をやり直したいと思うことは誰にでも多少なりともあるのではないか。
<招かれざる客>は、当初は厄介に思う存在だったろうが、やがて孤独なフレッドと奇妙な人間関係が形成されていく。

 ベースにはキリスト教上のイノセンスが関係しているのかも知れない。
イノセンスであることは動物的と言える。
それは客の男が“動物そのもの”と重なることでも分かる。
動物はイノセンスだから何をしても罪にはならないが、人は正しい行いを持つことで神に近づく。
フレッドの彼に対する様々な行為には<より人間らしくしてやろう>という側面を感じる。

 しかし、教えに縛られた古い価値観は絶対なのか?
周囲のあらぬ先入観や表面的にしか判断できない事への疑問がフレッドに襲い掛かる。
神の存在への揺らぎは、フレッドに取らせたあからさまな反キリスト教的行動が証拠ではないだろうか。

 また、フレッドはバッハの音楽を敬愛している。
もちろんバッハは音楽界にとってゆるぎない神様のような存在。
そこが息子と結びついてゆく…。

 排他的なものはまた自身も排除される。
これは<不寛容>と<寛容>についての考察なのだろう。
自身の体験を通して、より高い視野を持つことで変わってゆくのはクライマックスと相まって爽快である。
これが初長編作品とは思えないディーデリク・エビンゲ監督の手腕は今後が楽しみである。


 しかし、「改題のススメ」と言いたくなるほど邦題は内容と遠いと思うのだが…。あせあせ

フォト



 さて、帰宅してメールをチェックしたら先にネット注文したものが発送されたとあった…。
なんてこった、もう少し待てばよかったか。泣き顔
こういうケースもあるさと購入した新品のリモコンに新しい電池を入れてボタンを押すがウンともスンとも言わない。

(汗)あせあせ(飛び散る汗)

 電池を入れ替えても再起動させても変わらない。
「もしかして本体の問題なのか?」
焦りながら取扱説明書を取り出して読んでも該当する箇所は見当たらない…。

 ダメもとで、電源を落としてコンセントから抜いてしばらく待って再起動…。
これでダメならメーカーに電話だな…、そう覚悟していた。

 ハイ、今度は動きました。すいすい作動します。(涙)
本体の故障じゃなくて良かったけど、なんか腑に落ちない…。
そうさリモコンは孤独じゃない。(笑)

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