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2016年03月24日00:01

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TAAFグランプリ作品

 今日になって入ってきた嫌なニュース…事実なら“嫌”では済まされないレベルだが。がまん顔

「東京アニメアワードが世界からの応募357作を審査せず 混乱のまま終了」

来年以降は大丈夫なのかね…、部外者ながら心配になる。


東京アニメアワードフェスティバル・グランプリ作品

短編グランプリ受賞
『Off Belay』(英題)


 クロアチアの作品で、性格の違う親友のフリーククライマーたちがパクレニカ国立公園の長く厳しいクライミングルートに挑戦するいう作品。
決して、技術的には上手いとは思わないが、動きがダイナミックで躍動感が感じられる。
昔の日本のアニメファンになら金田伊功を思わせるような…と説明した方が言いたいことは伝わるだろうか。(笑)
努力・友情・勝利というまるでどこぞの少年誌のスローガンみたいだが、確かに爽快感はあるだろう。

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長編グランプリ受賞
『TOUT EN HAUT DU MONDE』(英題LONG WAY NORTH)


 短編が33本のノミネート作品から選出されるのに対し、長編部門はわずか4本。
コンペ上映枠で密かに見たいと思っていた作品だったので、これが受賞して内心嬉しかった。

 舞台は1882年のサンクトペテルスブルグ。
偉大な冒険家を祖父に持つサーシャが周囲の反対の中、出港して帰らない祖父の船を探しに行く冒険譚。

 孫娘といつか旅に出る約束をしながら、帰ることのない祖父を乗せたダバイ号。
誰もが絶望視するなかで一人信じて待つサーシャ。
一方で社交界に娘サーシャをデビューさせて、王子とくっつけていい仕事のポジションを得ようと考える父親にとっては、義父の捜索は厄介ごとでしかない。
やがて待つことに耐え切れなくなったサーシャは祖父を探す旅に出かける。
壮大な氷の海をブリザード吹き荒れる中、氷を砕きながら進む話には手に汗握る。

 製作国はフランスだが、第一印象はソ連アニメ『雪の女王』や『ホルスの大冒険』、さらには芯が強く自立した少女、男勝りの冒険、祖父と孫という関係などに宮崎アニメの影響を感じる。

 輪郭線を引かずポスターカラーのような平面的な表現が特徴。
港町の個性的な荒くれどもや砕氷船の迫力も作品に面白味を加える。
極限状況下でのサバイバルは息をのむシリアスさ。中でもブリザードの描写は見所の一つだろう。
負傷者を残すのか助けるのか、食料分配などに葛藤が見られる箇所は大人の鑑賞にも耐えうる。

 祖父の冒険の足跡を追うことで、少女が人間としても成長する物語で、父親世代が頼りないというのは意図があるのだろうか。

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