『Freaks Of Nature』
ヴァンパイア、人間、ゾンビがそれなりに共生していた町にエイリアンの襲来が!!
奇想天外の設定だが、共通の敵の登場に団結して立ち向かえるのか。
日本未公開(過去にWOWOW放送あり)の『ナチュラル・セレクション〜ほんとうの私に出会う旅』のロビー・ピカリング監督が贈るSF青春コメディ。
もう何でもありの世界とパロディセンスが最後まで笑いを誘う。
アメリカからしか生まれそうにない映画で、SF映画界では人気ジャンルの
ヴァンパイア・ゾンビ・エイリアンを同時に出しているのがミソ。
一応、ヴァンパイアが世界のエリートになっていて、最下層がゾンビというのも現実社会の人種差別やヒエラルキーを感じさせる。
主人公の男の子は、憧れの娘に心が通じない童貞君。野球の試合で大失敗。
好きなヴァンパイア男にそそのかされてヴァンパイアになってしまった女の子と、成績は優秀だが親からも教師からも認められないために夢を捨てゾンビになって気楽な人生を選択するメガネ君。
三者三様の恋物語やトラウマが軸になるが、大企業優遇で安全性をないがしろにしている現代社会への批判も織り込まれる。
共通の敵が登場したからと言って、安易に団結するとは行かないのも説得力がある。
むしろくすぶっていた火種(本心)が爆発してしまうのは複雑だなぁ。
大風呂敷を広げて、どうやってまとめるのかと心配した(?)が、その下らなさも含めて中々爽快感がある。
まさかのオチに大笑い!
『トワイライト』『サイン』『未知との遭遇』『ID4』などを思わせるサブカルネタがみられる。
特に『トワイライト』を思わせるヴァンパイア男はケッサク。(ファンが見たら卒倒する?)
エイリアンの形態はデジャヴを感じたが、そこもパロディネタになっているのか?
B級SFやモンスター映画が好きな人にはオススメ。
やっぱりアメリカは野球好きの国なんだよなぁ。
場末のオンボロ劇場で二本立てでやって欲しい映画。
(日本公開未定、米国盤BDに日本語付き)
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