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2016年02月14日23:01

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『ヴィクトリア』

 なんだか怠いし微熱がある。
もしかしてインフルだったら嫌だなぁ…。
明日になってもよくなってなかったら病院だ。
(インフルエンザの予防接種は受けているんだけど)

 さて、まだノーザンライツの残りがあるので…。

『ヴィクトリア』
@トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2016

 互いに好意を抱いていても家庭の事情や家柄で結ばれない恋もある。
美しくもはかなく咲いた恋の花。

 舞台は19世紀末のノルウェー。
粉屋の息子ヨハンネスは周囲から小バカにされていたが、領主の娘ヴィクトリアだけは心通じるものがあった。
やがて成長して街の学校で勉強を終えたヨハンネスは故郷に帰る。
ヨハンネスは文学青年としての才能で認められ始めていた。
時同じくして、ヴィクトリアの一家には暗い影が忍び寄る。
華やかな暮らしから一転し、生活に困窮するようになる。
そして財政難に陥ったヴィクトリアの父は非情な手段に出る…。

 原作はノーベル文学受賞者でノルウェーの文豪クヌート・ハムスンによる純愛小説。
自伝的要素を含むといわれるが、確かにヨハンネスの輪郭は共通する部分があるのだろう。
ともかく映像が美しい。これに尽きるといっても過言ではない。
どのカットも額装して飾りたくなるような見事な構図。
ヨハンネスがつむぐ詩が展開や結末を暗示している。

 没落してゆく貴族と脚光浴びる芸術家という構図は時代を反映しているのか。
一度上げた生活水準を落とせないプライドに警告を与える目的もあったのだろうか。
この手のロマンスものとしてはほぼ予想がつく展開で意外性は乏しいが、もしかしたら<この手の身分違いロマンスもの>の始祖だったりするのだろうか?
衣装や調度品などは良く設えているので時代物が好きな人には満足感はあるのでは?

 主人公ヨハンネスを演じるヤーコブ・オフテブロ(『コン・ティキ』)は少しジョゼフ・ゴードン=レヴィットに似ていて、悩める青年像を好演。

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