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2016年01月22日01:26

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『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』

『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』

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 アーサー・コナン・ドイルが生み出した名探偵は様々な人の手によってアレンジされ続け、未だに人気は衰えず。
テリー・ギリアムの『ローズ・イン・タイドランド』の基となった『タイドランド』を執筆した米国人作家ミッチ・カリンの同名原作の映画化。
ホームズの最晩年を取り上げるが、往年の推理のキレをなくした老いた姿は異色中の異色。
引退のきっかけとなった未解決事件と、現在(1947年)サセックスで養蜂しながら引退生活をしていて直面する問題3つを絡ませる。

 ミステリーの謎解きよりも人間ホームズの内面に迫った作品だろう。
ホームズ作品につきものの鹿撃ち帽もパイプもワトスン君もハドスン夫人もここにはない。
あるのは老境に入った孤独な元探偵のみ。
老いて知力も体力も低下したホームズが未解決だった事件を記憶の糸を手繰り寄せるように、また自分自身を取り戻すかのように必死に推理を進める姿は人生の集大成を思わせる。

 ワトスンに変わって新米助手となる10歳の少年ロジャーとの交流は心温まるもの。
撮影当時は74歳だったというイアン・マッケランが93歳のホームズを演じる。
演技を参考にしたのは100歳まで生きた義理の母親の姿だったそう。
もってまわったセリフ回しにかつてのプライドがにじみ出ていて、今にも死にそうなヨボヨボぶりはさすが名優と感じざるを得ない。
ロジャーを演じた利発そうなミロ・カーターのヤンチャな顔つきも良い。

 ハチの生態に精通していると、話の推理の助けになるだろう。
劇中では戦後間もなくの日本にも訪れていて、我らが(!)真田広之もキーパーソン<ウメザキ>として出演。
…と、そこはいいとしても、彼以外の日本描写は相変わらず微妙なのに苦笑する。
せめて母親のキャスティングくらいどうにかならなかったか。(苦笑)

 監督は『ドリームガールズ』のビル・コンドン。
英国の風光明媚な片田舎の風景は眼福。

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2016年3月公開(18日?)予定

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