『ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ』
これも
未体験ゾーンの映画たち 2016の1本として公開。
よりによって付けましたな、この邦題。(笑)
確かにエンパイア・マガジンも「『マッドマックス』・ミーツ・『ドーン・オブ・ザ・デッド』」と評しているので狙いは理解はできなくもないが、サブタイトルのゾンビがダブっているし、おまけにデスって…ゾンビはすでに死んでいるのでは?(笑)
原題Wyrmwoodを調べると「ニガヨモギ」とあるが、聖書ではしばしば苦しみや裁きの比喩として用いられるそうだ。
ゾンビ映画にも新風が欲しい。その点ではひらめきを感じる。
見た目(メイク)や動きはこれまでのゾンビ映画と大差ないのだが、設定でちょっと遊んでいるのだ。
「ゾンビには知られざる秘密があった」というのは本作での発明だと思う。
冒頭から何の説明もなく事件が始まる。
余計な寄り道はせずに、テンポよくアドレナリン全開で突き進むのは爽快感がある。
話は兄バリーと妹ブルックを軸に進むが、いきなりゾンビに変身する仲間や敵か味方かわからない軍隊のような連中、果てはマッドマックスならぬ
マッドサイエンティストの登場と謎が尽きることはない。
しかし、殊更これらの謎解きに挑むわけではない。
今、死ぬか生きるかが試されている時に方法論や裏の事情など知る意味なんてないのだ。
まずは目の前の問題に対処せよという感じで、危機に対して馬力で突進するのは内容もスタイルも一緒。
サバイバルとはかくありき、この潔さは立派。
ああ、そうかんがえたら『マッドマックス〜』で間違いないな。(笑)
何でも続編も予定されているようなので、次なる展開にも大いに期待しよう。
妹ブルックのカッコ良さには惚れる。

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