mixiユーザー(id:11939455)

2015年07月22日01:07

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『インサイド・ヘッド』

『インサイド・ヘッド』

 本当に似たようなコンセプトって偶然生まれるものだな(笑)と思わずにいられないディズニー/ピクサーの2015年作。
頭の中に5つの感情を示すキャラクターが存在して、その人間の感情を生み出すというユニークな設定。監督は『モンスターズ・インク』のピート・ドクター。『トイ・ストーリー』にも深く携わったと言う話にはなるほどと思うところがある。

 ヒロインのライリーは不慣れな地に一家で引っ越してきたばかりだが、学校の同級生たちや親の仕事関係が上手くいかずナーバスになる。
その時、彼女の頭の中では大変なことが起きていた。

 頭の中を擬人化して映像化するのは面白い試みだが分かりにくい点もある。
古い記憶やいらなくなった記憶はどんどん捨てられていくというのは、確かに経験上理解できるし、そうじゃないと生きてはいけない。
頭の中にまるでディズニーランドのようなアトラクションが広がっているのは、子供の目線に立って考えていると思うが、それでも少し観念的すぎるかな?
幼い子供よりももう少し年を重ねた年代の方がピンとくるのかもしれない。

 そもそも“何でもポジティブな”アメリカ的発想が前提なのかと考える。
泣いたら負けの社会ではヨロコビこそ社会で評価される感情であり、メソメソしたカナシミの感情は受け入れがたい…だからこそこの映画に気付かされる部分があると思うが、泣くのが大好きな日本では、案外スンナリ受け取られるのじゃないかなとも思う。

 脳内アドベンチャーのスケールが大きい割に、リンクする実生活の方が地味で凡庸な印象。
両方とも派手にすると収集がつかなくなると思ったのか、あるいは散漫になると思ったのか分からないが、伏線未回収も含め話を弱くしている。(特にライリーの成長物語ならばフォローしておくべき重要事項があったように思うのだが…。)

 ヨロコビ・カナシミ・ムカムカ・ビビリ・イカリと5人キャラクターがいるが、ヨロコビとカナシミ以外のキャラが十分描けていたかといえば疑問が残る。

フォト


 不満の一端は日本向けにローカライズされたサービスに一因はあるかも。
少なくともプラスには働いていないと思う。
ただでさえ長いシネコンの予告編、加えて<サービス映像>があって、短編があってそれからようやく本編にたどり着く…。もうその頃にはグッタリ…。(決して同時上映の短編がつまらないと言っているわけではない。)

 これではますます劇場離れが起きやしないか。
余談だが吹き替えはピーマンで、字幕はブロッコリーらしいね。(笑)


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