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2015年07月19日01:21

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『ティンブクトゥ(仮題)』@フランス映画祭2015

 今年のフランス映画祭で見たのはこれが最後。

『ティンブクトゥ(仮題)』@フランス映画祭2015

 マリ共和国で慎ましく平和に暮らす遊牧民一家があった。
父のキダーン、妻のサティマ、娘のトーヤ、それに羊飼いの少年イッサン。
遊牧民であるキダーンの一家にとって牛は命綱。
やがて、街はイスラム過激派が支配を始める。
ある時、漁師がキダーンの牛を殺してから一家の運命の歯車がくるってしまう。
古都ティンブクトゥを舞台に過激派に苦しめられる庶民の姿をアブデラマン・シサコ監督が描く。

 とにかくイスラム過激派は何から何まで禁止する。
音楽もタバコも服装の乱れも…。サッカーでさえも庶民から取り上げる。
権力者が自由を取り上げ弾圧し、支配してきたことは昔から広く行われてきた。

 確かにイスラム教の<原理原則>では華美なことや遊興はいけないことなのかもしれないが、過激派たちのしていることはイスラムの教えに則っているのか?
本来の意味を捻じ曲げて、他人に力づくで強制する姿はとても危険なことに思える。

 実際に2012年にあった事件を基に描いたといわれる。
監督曰く、一つの思考を変えるために暴力が生まれる。新しい考え(宗教)は外からやってくる。
そしてすでにあるモノを壊す。宗教の(というか思想の)植民地化が起きると語っていたが、単なるバイオレンスにならないように注意深く描いた…とも。

 ロングショットで死の淵に向かう人々を捕えた絶望的なシーンが印象に残る。
重い現実を世界は受け止めなければならない。
最後に妻サティマが取った行動は実に衝撃的だった。

 出演はプロの俳優と素人の混合チームだったというが、全員がリアリティを持つ。
冒頭のショットの意味が分かるとより重たい気分になる。

フォト


 セザール賞で作品・監督ほか7部門受賞。
今年度、公開予定。

フォト


 監督のアブデラマン・シサコ氏がQ&Aに登場。
サイン会に当選したので、いただきましたが、列の最後は私…。
ちなみに35番。35人までなのかな…と疑問に感じたのでスタッフの方に聞いてみたら「今回は36名です」とのこと。
キャンセルした人もいたんだ。

フォトフォト

 しかし、六本木でやっていた時は80人くらい受け付けていなかったかな?
場所が狭いから?

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