『
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
実に近年のハリウッド大作らしい物量作戦。
ただ、人気シリーズのヒーローたちを寄せ集めても、結果は足し算にはならない。
まずはつかみが大事とばかりにド派手な戦闘シーンで開幕する。
この“世界”を知っているのが前提だが、一見さんが来る心配はないか。(笑)
(せめてアベンジャーズの前作と『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』は見ておくべきか。)
世界平和のために集結したヒーロー軍団がさらに平和貢献しようと、人工知能<ウルトロン>を開発する…が、目論見はハズレてウルトロンはアベンジャーズ最大の敵になる。
現実社会においてアメリカの敵はアメリカ自身が生み出しているという皮肉なんだろうか。(苦笑)
アクションにつぐアクションといえば聞こえはいいが、緩急のポイントが今一つに思えるためにアクションシーンが十分生かされている気がしない。
個人的にはキャラクター的に魅力が乏しいキャプテン・アメリカにチームリーダーを取らせているのがパッとしない要因なのかもしれない。(いくら名前にキャプテンとついていても…)
“ベンチャー企業”の社長は個性が欲しいな。(笑)
その個性の最たるもの<スターク>がドラマの核になるのだが、伏線となる因縁は十分回収できたのだろうか?
前回で最強を見せつけたハルクも今回はセルフパロディに感じられるくらいになっていて、少し残念。
印象に残るのは派手なアクションよりも、もっとも超人ヒーローから遠いホークアイの“人間くささ”に思える。
軽いアメリカンジョークばかりのヒーロー軍団を押さえて、血の通った側面に心揺さぶられる。
一番強いのは、“最も弱い人間”だという点で人間社会の可能性を信じられる…ってことなのだろうか。
いずれにせよ、次回作のためにファンは押さえておかないとね。
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