『
ハンガーゲーム FINAL:レジスタンス』
FINALと題して人気シリーズもいよいよ大詰め。
本作が名優フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作とあっては気合が入る。
しかし、終わらないのね。…って原題を見たらPart 1だって。
冒頭にこれまでの簡単なあらすじがつくものの、それらはあくまで前2作を見てきた人に思い出してもらうためのもので、さすがに一見さんでは設定を理解するのは厳しいのではないか。
シリーズもので1作目を超えるのは珍しいと言われるが、前回の第2弾はかなり良い出来だったと思う。
それだけに本作への期待もそこそこあったが、結果的にはFINAL後篇へのつなぎで終わった印象が否めない。
つなぎゆえの難しさは当然あるだろうし理解も出来るが、比較的暗く地味な展開に終始してしまったのは残念。
“独裁国家”対“反乱軍”という構図はみなれたものだが、
ジェニファー・ローレンス、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジュリアン・ムーア、ウディ・ハレルソン、スタンリー・トゥッチ、ドナルド・サザーランド等さすがに実力ある俳優たちが集められているだけあり、見ごたえ十分。
おそらく予告編のように一部を取り出してみせたら、身を乗り出すほどではないか。
逆に言えば、名優たちを集めすぎて、みんなに見せ場を持たせようとイタズラに長くなった気もする。
政治にはプロパガンダやイメージ戦略が大切というのは時代や敵味方問わずといったところか。
敵に捕らえられたピータへの思いと反乱軍の“広告塔”役との板挟みになるカットニスの葛藤は良く描かれていたのではないだろうか。
思えば、最初は妹の身代わりで出馬したわけだし、常に自分の意志とは違うところで政治に巻き込まれる運命なのだろう。
世界同時公開という最後の最終章に期待。
ああ、そうか邦題でパート1表記を隠したのもイメージ戦略なのか…。(苦笑)
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