『
ワイルド・スピード SKY MISSION』
不可能を可能にする。
言うのは簡単だが、現実には発想も実行も困難を極めるもの。
撮影途中でブライアン・オコナー役のポール・ウォーカーが亡くなり、完成も危ぶまれたが<家族>の絆で不可能を可能にした。
前回、オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンズ)率いる犯罪組織をぶっつぶしたドミニク(ヴィン・ディーゼル)たちだが、オーウェンの兄デッカード(ジェイソン・ステイサム)が復讐にのりだす。
舞台も東京・アブダビ・ロサンゼルスと世界を股にかける戦いの幕開け。
回を重ねるごとにアクションのスケールがアップしていき、これ以上ないところまで来た感もある。
弟の仇を兄が討つという設定は(動機の正当性はともかく)まさに本作の<家族>というテーマそのもの。
予告でも明らかなように今回のワイスピは車が飛ぶ飛ぶ。
冒頭でブライアンの子供のエピソードが効いている。(笑)
まさしく不可能に挑むミッションは今回の内容とピタリとリンクする。
レティ(ミシェル・ロドリゲス)の記憶喪失問題も一つの見せ場で、とりもなおさずポールとこのチームとの記憶が相乗効果をあげる。
ポールの不在を救ったのは彼の家族(実弟)。足りないカットを兄の代役となってミッションをこなす。
いろんな思いが交錯して、こらえようとしても知らずに熱いものがこみ上げる。
面白いと感じたのは、ヴィン・ディーゼルも敵のJ・ステイサムも同じ髪型だったこと。
(ついでに言えばドウェイン・ジョンソンも…)
ここまで主要キャラでスキンヘッドが多い映画も少林寺系以外では珍しいのでは?(笑)
余談だが、ハゲている髪型をボールドともいうが、勇敢なことを意味する英単語もボールド。
もっともこの二つはスペルが違う(BaldとBold)のだが、さながら本作は
“ボールド祭り”と言ってもいいのではないか。(洗剤は無関係。w)
ハゲが勇敢に不可能にチャレンジしてゆく姿にはただただ唖然とする。
しかし、ステイサムの不死身っぷりには驚きを超えて笑うしかない。
ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)絡みのエピソードに気になる点も残るが、制作過程が特殊な事情なので脚本がきれいに畳まれないのは仕方ないか。
シリーズが繋がっているので一見さん向きとはいえないけど、愛着ある人は必見だろう。
ポール・ウォーカーよ、永遠に…。
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