『
世界の終わりのいずこねこ』
サブカル系の終末論。
今から20年くらい未来の話。2011年に東京で謎のパンデミックが起きて人類が住むことは不可能となり、突如現れた木星人によって大阪に滅びた東京ソックリの「関西新東京市」が作られる。
そこで人類はいつ終末が訪れるともしれない中で生活を営む。
音楽も手掛けるサクライケンタ原案で、共同脚本の西島大介によるコミックも並行して制作されたようだが、
アイディアの翻訳作業はコミックの方に軍配があがっている気がする。
聞くところによると西島大介は
『新世紀エヴァンゲリオン』に多大な影響を受けているという。
エヴァンゲリオン・チルドレンの匂いは確かにする。
(コミックはここで読める。
http://www.poco2.jp/comic/izukoneko/)
個々のネタは新鮮味に薄い気もするが、組み合わせが独自なのだろう。
物語のスタートが2011年というので、おそらくは3.11以後の世界を意識してのことか。
(詳細は不明だが、2011年を境に西島大介は東京から広島に移住したとある。)
私はアイドルに疎いので知らなかったが「いずこねこ」というアイドルがいたそうで、彼女の最初で最後の映画出演作なんだそう。
なにぶん“作られた伝説”臭いけど、それは作品の性質とマッチしているのではないかな。
美術セットに使われる廃墟は中々いい味を出している。
イツ子のお父さんが作る曲が予想したのとまるで違うギャップで驚いた。(笑)
<都市、人物、アイテム>と
全てがニセモノや代用品・類似品で出来上がっている世界。
ニコニコ動画風のコメント付き画面が続くので、特殊な表示になれない人は目がついていかないかもしれない。
仕掛けや情報量の多さと内容が比例していないように思える。
本物であれニセモノであれ、未来は続くと根拠なく生きていることへの警鐘を鳴らしているのだろうとは思うが、終始<説明書を読まされている気分>も味わう。
え、ここで終わるの?
3月7日から27日まで K's cinemaにて上映
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