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2015年02月05日00:29

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『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』

『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』

 ドラキュラを扱った映画は山ほどあるが、これは中でも異色作。
ヴィアゴ(379歳)、ディーコン(183歳)、ヴラド(862歳)、ピーター(8000歳)の4人のドラキュラがニュージーランドのウェリントンで同居する様子をレポートするというモキュメンタリー・コメディ。

 設定だけである程度推測がつく面白さ。
いい年こいてガキみたいなヴァンパイアたち。
ノリはまさにティーン映画。
名前だけ見てもわかるように、過去のヴァンパイア映画などのパロディがさりげなく描かれる。(ヴラドは串刺し公で有名な方ですよね。)
邦題はズバリ<トム・クルーズ>の“あれ”だろうし、狼男たちとの争いの出典は“あの映画”なのかな?
元ネタが分かるに越したことはないが、雰囲気だけでも楽しさは伝わる。
撮影隊が密着レポをするという形態なので、多少説明臭くても無理がない。

 ホラーものには見られない彼らの<人間性>が目を引く。
食糧である人間を前にして恋や友情で悩むのだから…。
ニート(?)で引きこもりなドラキュラたちは終始自分に言い訳している。
それでも、自分自身のアイデンティティに悩む点や定められた枠を超えようとする姿は誰にでも可能性は秘めていることの比喩かもしれない。

 世界の“これ”系の映画祭で観客賞を受賞したというのは頷ける。
ボンクラな自分がそこにいるのが愛おしい。(笑)

 オフビートでB級テーストが好きな人にはツボかもしれない。

フォト


 ただ最後はホラーとしての<お約束>の顛末があるかと思っていたのだが、そこだけ肩すかし…?

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