mixiユーザー(id:11939455)

2015年01月16日01:06

436 view

『薄氷の殺人』

 フリーパスが終わったので、通常運行開始。(笑)

『薄氷の殺人』

 先ごろ発表になったゴールデングローブ賞でコメディ・ミュージカル部門/ドラマ部門のそれぞれ栄冠を勝ち取った『グランド・ブダペスト・ホテル』と『6才のボクが、大人になるまで。』を抑えてベルリン国際映画祭にてグランプリと男優賞に輝いた作品。
漠然と猟奇的クライム・サスペンスから韓国映画かと思っていたが、中国=香港映画だったのね。(恥)

 過去に石炭工場で見つかった猟奇的バラバラ殺人事件と再び起きた同様の事件を絡ませて、元刑事と訳あり女性の恋を描く。
そのバイオレンス描写は、北野映画や近年の韓国映画を思い出す。
余計なセリフは排除され、映像だけで淡々と見せる描写は<映画リテラシー力>が求められているようだ。

 描かれる猟奇的事件やそれに起因する人間模様などは取り立てて目新しいわけではないが、独特の間合いの描き方にこそ特徴があるのではないか?
意表をつくように動き出したり、先の読めない展開。いや、タイミングが読めないというべきか。
分かり安くアップで抜いたりもなく、観客も現場にリアルタイムに存在するがごとく自然に流れる。

 事件の真相に一歩づつ迫る先に見えてくるものは人間の闇の深さなのか。
しかし、闇は黒い石炭のように濃くなりながら、終いにはその黒い石炭が愛の炎となって燃え上がる。
どん底まで落ちたものだけが共有できる感覚があるのだろう…。

 途中で<現在地>が怪しくなるなど決して語り口は上手いとは言えない。
少なくとも間口が広い映画ではない。
それでもあとからボディーブローのようにジワジワ来るものがある。
透明感あるヒロイン役のグイ・ルンメイの存在が作品を引き立てている。

 これを思うと、好みはあっても『殺人の追憶』のポン・ジュノの語り口のうまさは格別だったと思う。

フォト


 話とは関係ないが、中国では数年前には赤と青の3D映画があったのか…と変なところが印象に残る。(笑)


 さらに映画とは無関係だが、また<座高の高さ>を指摘されてしまった。あせあせ(飛び散る汗)
いや、この劇場の座席が平坦なだけだと思うんだけど、私が先に座っていた(整理券番号5番!)にも関わらず、後ろに座ったご年配のご夫婦の夫君が「前の頭が邪魔だな」と一言。
そんなにハッキリ聞こえるように言わなくとも…。(涙)

 ならばと背中が見えるように背筋を伸ばしてやりました。(笑)ウッシッシ

8 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年01月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の日記