『
白夜のタンゴ』
先入観か真実か、普段意識しないでいても当然に思っていることがある。
<タンゴ>といえばアルゼンチンと。これは刷り込みなのか?
フィンランド人のアキ・カウリスマキ監督は「発祥はフィンランドだ」とつぶやく。
彼に限らず言われているらしく、言われたアルゼンチン側のタンゴ・ミュージシャンたち三人(チーノ、ディピ、パブロ・グレコ)は真偽を確かめるためにフィンランドへ現地調査に訪れる。
とんだルーツ探しの旅の幕開け。
何と言っても劇中に演奏されるタンゴ・ミュージックが心地よい。
陽気なラテン人の3人組はシャイで物静かなフィンランド人と対照的で面白い。
しかし
ラテン人もフィンランドに来るとカウリスマキの映画の登場人物に見えてくるからおかしい。
(ちなみに監督はヴィヴィアン・ブルーメンシェイン)
やはり疑問を持ったら、自分の目で確かめるというのが説得力ある。
話の面白味は乏しくとも、音楽の豊かさとキャラクターの魅力が補って余りある印象を与える。
実際、同じ<タンゴ>といっても微妙に味わいが違う。
何事も先入観で形を決めつけないで、多様性や可能性の寛容さが大切ということだろうか。
言葉は通じ合えなくともそこは同じ音楽を愛する者同士、すぐさま打ち解けるのも音楽の持つ力だろう。
本当のミュージシャンゆえ音に真実味があるし、予期せぬレッスンにも見入ってしまった。
身近にあるものを楽器に(スプーン!!)してしまうのには驚嘆!
のどかなフィンランドの生活ぶりや景色がジンワリ沁みてくる。
タンゴ・ミュージックが好きな人はなにより、
<アキ・カウリスマキ>ファンは必見の映画じゃないだろうか。監督、何やってんすか?(笑)
ところで、珍しいことに本日「日本・米国・英国」のアマゾンから荷物が届いた。
正確には英国は昨日だったのだが、不在のために今日になった。
…これであと海外から向かっているのは2件だけだな。早く届け〜。
(まず先に見たいのがそこにある。)
しかし、来月の引き落としが怖い…。
年末には帰省もあるし…。(汗)
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