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2014年10月24日01:01

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『グエロス』@LBFF2014

 まだラテンビートが残っている。もたもたしていると東京国際映画祭が始まる…。冷や汗

『グエロス』@LBFF2014

 心無い悪戯が原因で母と同居出来なくなり、メキシコシティーに住む兄ソンブラのところに転がり込む弟トーマス。
兄は学生のストライキ運動にも加わらず、友人サントスらと自由気ままに送っている。
トーマスが愛聴するのは父が残したカセットテープ。
おりしもその歌手エピヘミオ・クルスが病床にあるということを知り、訪ねて行こうと3人の旅が始まる。

 ソンブラは一応独立生活しているとはいえ、貧乏で電気代も払えない。
モラトリアム期のロードムービーらしく、無目的で生きる青年が世間を知って、自分を見つめ直すもの。映し出される大学のストライキの様子やスラム街の危険さがメキシコの社会状況を伝える。

 スタンダード、モノクロ映像がクラシックなたたずまいを見せる。
実話ベースなのか良く知らないが、裏事情を知っていると理解に深みが出そうな感じ。
伏線らしきものをあまり畳まないのは気がかりだが、主人公たちにとって最大の関心事は伝説の歌手の存在だから、彼らの目線でみればそれ以外は重要ではないのかも。

 トーマスにとって病床の歌手は父の代わりであり、夢であり、最大の尊敬の対象である。
だが往々にして、理想と現実は違うということは我々大人なら知っていること。
ソンブラの学校でのストライキも甘い幻想と現実とのせめぎ合いを表したものであろうし、苦さは成長の裏付けなんだろう。

 ヘッドホンで愛聴している曲を聞かせず想像させる演出は面白い。
監督は観客にもずっと理想を抱かせているのだ。

フォト


 ラテンビート映画祭はバルト9で鑑賞したのはあと一つ!
でも、明日から六本木通い(SMバーじゃないよ)なので、更新は滞る…かも。
ジェームズ・ガン監督とは遭遇できないでしょうが、頑張るexclamation & question
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