『解放者ボリバル』@
LBFF2014
歴史に残るシモン・ボリバルの伝記映画。
スペインに支配されるベネズエラをはじめとして南米5か国を独立させようとした革命家で思想家。
スペインの支配下にあった…と言ってもボリバル自身はそれなりのエリート階級出身だが、裏切られて真の意味でどん底に落とされて目が覚める。…という展開には共感が持てる。
口先だけで独立を叫んでいた時と、ベネズエラの底辺の人々と生活をともにした後では人間性に随分と変化がみられるのも当然か。
西洋人が言う<
自由は与えられたものではなく、勝ち取ったモノ>という発言が身に染みるようによくわかる。
自由を得るには確固たる信念をもって追い求めなければならない。
何をあたりまえの…と思われるかもしれないが、いまどきの日本人にはありがたみが分からなくなっているのじゃないだろうか。その意味では現在の日本人が見ても伝わる部分は少なくないと思う。
何事も大切なのは<
無関心にならないこと>と説く。
言うほど簡単ではないが、その言葉は永遠だろう。
ボリバルの思想の根底にあるのは家庭教師の教え。得るべき時代に正しい教えを受けることの大切さを痛感。
史劇・偉人伝としてはそれなりによくできていると思う。
正直いって、南米の内情にはなじみが薄いので、こうした映画でボリバルの存在を知る体たらく。(汗)
劇中にナポレオン云々の下りがあるので、「ああ、この時代の人なんだ」と分かる。
モブシーンや空撮などかなりお金をかけているようで、撮影も風俗の再現も良くできていたように思う。
共通の敵スペインに抑圧されていた5か国をまとめ上げようとしても、各々の身勝手な事情で一致団結しないのは今の世の中も変わらない。
哀しいくらいに人間は成長しないのかと泣けてくる。
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