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2014年08月07日01:19

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『アイ・フランケンシュタイン』

『アイ・フランケンシュタイン』

 メアリー・シェーンの有名な怪奇小説『フランケンシュタイン』、その登場人物ヴィクター・フランケンシュタインの生んだ“モンスター”は様々な媒体で描き続けられたが、もしも後日談があったとしたらどうなっていたか…。
天使と悪魔の戦いをバックボーンにして、現在を舞台に大暴れするゴシック・ホラー・アクション。

 名作の続きと言ってもキャラクター像はかなり変化している。
さすがにトロくさく、言語不明瞭で見た目もあか抜けないのでは主人公として共感されにくいと思ったのだろう。
アーロン・エッカートがスタイリッシュでチョイ悪オヤジ風イケメンのモンスターを演じる。
劇中では<アダム>という意味深な名前をいただくが、彼こそ天使と悪魔の間に立って新時代の…まさに新生児となるのだからピッタリではあろう。

 ヴィクター・フランケンシュタインが残した蘇りの術を巡っての攻防戦だが、再生医療という意味で考えれば現代にも通じる話で、劇中で研究に勤しむチームのリーダー<テラ・ウェイド>女史は利発で研究熱心なリケジョ。(こんな人いたなぁ…)

 蘇りの術で悪だくみを考える悪魔軍(←まぁ、そらそうだわな)は何としても<アダム>の体の秘密が知りたいのだが、そうはさせじと刃向う天使軍の戦いが見どころ。
ただ、決して天使軍が<アダム>の味方でもないというのがミソ。
結局、自分の魂をいかに使うかで当人の価値は決まるということ。
過去がどうであれ<今をよりよく生きる姿勢>こそ大切なのは普遍である。

 製作には『アンダー・ワールド』のスタッフが多く携わっているためか共通したトーンを感じる。
悪魔軍が悪そうなのは当然としても、天使軍(ガーゴイル)も見た目はかなりモンスターちっく。
羽が生えている点で見分けがつく程度。

 悪魔を倒す必殺の武器に特徴があり、“その条件”が伏線となっている。
ただ、蘇りの術の使い道に一ひねり欲しかった。
悪魔軍の総大将をビル・ナイが演じているのが作品の重しになっているか。

フォト


 正直言えばお話としては凡庸なのだが、ビジュアルが魅力的なので、このスタッフで『デビルマン』の実写を作って欲しかったよ。あせあせ(飛び散る汗)

9月6日より公開
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