『
複製された男』
もし、瓜二つの自分が表れたらどうするだろう?
ドッペルゲンガー?生き別れの双子?
SFじゃなくともそんなことを考えたこともあるのではないか。
『灼熱の魂』『プリズナーズ』のドゥニ・ヴィルヌーヴが描く心理ミステリー。
原作はジョゼ・サラマーゴの同名小説だが(未読)、映画化に際し独自のアレンジを加えているという。
理論的というよりは文学的な解釈が似つかわしいだろうか。
歴史の講師アダムの美しい恋人メアリー(メラニー・ロラン)と俳優アンソニーの妻ヘレン(サラ・ガドン)を巻きこんで、現実とも妄想ともつかないシュールな展開に引き込まれる。
ジェイク・ギレンホールに双子の兄弟がいたとは知らなかった…ということはなく(笑)、もちろん一人二役を演じているのだが、なかなか見事に演じ分けている。
本当に彼は<面白い作品を選んでいるな>と思う。
日本のポスターは二人に分身したギレンホールの姿が上下に配置されるが、むしろあちらのポスターデザインが的を射た表現に思える。ギレンホールの脳の内部がモントリオールの街並みになっていて、そこを大きな蜘蛛が闊歩しているのだ。
しかも原題がEnemy、
敵とは誰のことだ?…となれば、その先にあるのは?
ポスターといえば、アダムが映画を借りに行くレンタル店の壁にあった
Z級(?)SF映画のことに気がつく人はどれだけいるか。
こういうところまで入念に仕掛けているあたりはヴィルヌーヴ監督らしい気がする。
この映画を知っていると解釈の大いなるヒント(というかネタバレ)になると語っていた記事を目にしたが、日本未公開でDVDにもなってないらしいので、そこはハンデかな?
(もちろん私も見ていない。)
ヴィルヌーヴがリンチに挑んだ…と評する人もいるが、そこまで意識しているとは思えない。
確かに難解ではあるが真意は汲み取れるように思う。
監督が仕込んだ蜘蛛の登場シーンに着目したら理解しやすいのではないか。
それに加え原作で
ヘレンは妊娠していないという。
まるで
蜘蛛の腹部のように丸く膨らんだ“それ”の意味するところは?
冒頭の怪しげなクラブで、蜘蛛をどうしようとしたか。
また、
母との関係がアダムに及ぼしている影響は…?
…などと考えると、常日頃のプレッシャーゆえに生み出された“複製品”かと思えてくる。
もっとも答えは各自でそれぞれ感じるところに正解があるのかもしれない。
モントリオールじゃないけど蜘蛛が登場している場所…六本木ヒルズ。
…ですが、ただいまドラえもん66体がデデーンと展示中。

なんでもテレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATIONの一環らしいが、3D映画のキャンペーンなのではないの?


(どこでもノア!)

ほんとの狙いは今日までだったゴジラ像。
もはや夏休みのスタンプラリー状態。(笑)
その後は有楽町のマリオンのビル側面に描かれたゴジラを横目に、いつものゴジラ君に挨拶して、宝田明の手形を拝んで(なんでも今回、出演予定だったらしいが、全部カットになったらしい)まいりました。

後は砧の東宝スタジオかぁ…。
ログインしてコメントを確認・投稿する