『ハワイ』@
第23回東京国際レズビアン & ゲイ映画祭
様々な映画祭の中でも比較的歴史があるみたいだが、私は初めて。
本当は
『湖の見知らぬ男』だけにしようかとも思ったけど、ついで(?)なので気になったものをいくつか試してみようと…。
まずは
アルゼンチン映画の『ハワイ』。
何が驚いたかといって、ロビーの客層。(笑)
…どんな感じかはご想像にお任せますが、この中に入れそうに思えない。(がんばれ、俺)
アンケート用紙が配布されたが、他の映画祭では<ありえない>記述欄がある。
「あなたの性別」について、生まれた時の性別と心の性、好きな性指向まで…。(苦笑)
無論、任意ではあるが必要なのか?
上映前のCMも他では見たことないCMが流れる。
LGBTドラマで英語をマスターしよう、とか…ね。別にLGBTじゃなくとも勉強できるだろ?…と思うけど、(彼らにとっては)いいことがあるみたい。
http://www.sol-lgbt.com/public/method
理念はここらへんに書いてあるので、興味のある人は…。
さて本題。
身寄りをなくし孤独なマルティンは、昔住んだ町で幼なじみのエウヘニオと再会。彼の住む家の修理を手伝いながら幼き日々を思い出しつつ次第に親密になってゆく。
展開はほぼ予想通りで、<成り行きを見守る>という比較的単純な感じなのだが、タイトルの「ハワイ」が気になるところ。まさにそこにこそ作品の核心が潜んでいるといっても過言ではない。
エロチックなシーンは控えめで、<少年時代>へのノスタルジックさと大人になって性指向ゆえの葛藤が描かれる。
マルティン目線で話がスタートするので、彼のドラマかと思いきやエウヘニオの内部の方により傾いているように思う。彼の視点で話を進めるべきだったのではないだろうか?
お互いに元は女性と何やらあったようだが、壊れた家の修理は互いの心の修復と重なるのだろう…。
何を書いているのか知らないが、エウヘニオの(PCの)記述内容がストーリーに生かされていたら…と思わずにいられない。
コミカルな個所がフックになっているとはいえ、102分とさして長くないのに中だるみを感じるのはマイナス。どうにも短編のアイディアを引き延ばしている印象なのだ。
BGMの安っぽさも一工夫欲しかった。
帰りがけに、“男性二人”の会話が聞こえてきた。
「エロいシーンが足りない。」
私には十二分でしたが…。

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