『
バルフィ!人生に唄えば』
真実の愛を語るのに<言葉>は必要なのか?
じっと目を見て感じ合うことでわかり合えるのではないのか?
何とも“気恥しい”恋愛感にも思えるが、ボリウッド映画なら説得力を持つ。(笑)
主人公のバルフィは生まれつき聾唖だがおちゃめで明るい性格の持ち主で、幼なじみで自閉症のジルミルと資産家と結婚したシュルティとの三角関係が描かれる。
インド映画のサービス満点ぶりは、恋愛に歌と踊りを加えただけでなく、犯罪とミステリーまでてんこ盛り。
様々な映画の影響やオマージュが見られる。
ジャッキ・チェンの『プロジェクトA』やチャールズ・チャップリンの『街の灯』、バスター・キートンの『キートン将軍(大列車追跡、大列車強盗)』、『アメリ』などなど映画ファンなら思い出す作品がいくつもあるのじゃないか?
とりわけサイレント映画の手法を強く感じる。
主人公を聾唖にすることで自然とサイレントらしくしているのはアイディアもの。
身振り手振り全身を使ったアクションが多いのもチャップリンやキートンを思わせるし、映画的である。お決まりである警官との追いかけっこまでも引用しているのには笑った。
人生の幸せは経済力でもうわべだけのやさしい言葉でもない。
定番パターンではあるが、実によくできていて高評価できる。
ともかくバルフィを演じるランビール・カプールのパントマイムや大道芸を思わせる芸達者ぶりに脱帽。彼のことは初めて知ったが、かなり器用な俳優じゃないのかな?
嫌味のないのも好感持てる。
ミスインドにも選ばれたジルミル役のプリヤンカー・チョープラーも愛らしいのだが、それをさておいても
シュルティ役のイリヤーナー・デクルーズの完璧美女ぶりにクラクラ…。
黒木メイサと沢尻エリカのいいパーツを足して磨きをかけたようなルックス!
仮に、整形でも男でも許せてしまうくらい。(何がだよ)w
アカデミー賞外国語部門でインド代表に選ばれた作品で歌と踊りが盛り込まれた151分だが、全く長いという印象はない。
聾唖の設定を生かしたクライマックスには思わず声をあげそうになった。
最後は涙と鼻水でぐっちゃぐちゃ。
8月、シャンテ・シネマカリテなどで公開予定
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