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2014年05月29日01:14

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『ハウンター』

『ハウンター』
未体験ゾーンの映画たちで上映があった作品。
7月2日にDVD発売予定。

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(これはアメリカ盤パッケージ)

 スピリチュアル・サスペンスとでもいうべきか?
『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督が主演にアビゲイル・ブレスリンを据え、無限ループに陥った一家の悲劇を描く。

 舞台となるのは1985年。
16歳の誕生日を明日に迎えるリサ(アビゲイル・ブレスリン)。
しかし同じ一日を繰り返すことに一人だけ気が付いてしまう。リサはそんな現状から逃れようにも逃れることができず、同時に家にいる“他の少女”の存在に気が付き、そこから謎解きと彼女の戦いが始まる。

 少しづつ出されるヒントを基に<その家>にまつわる秘密を紐解くミステリーで引っ張る。
個々のアイディアに新鮮味は乏しいが、同じ場所の別の時間を巧みに構成しているのがユニーク。

 いかにも『CUBE』のナタリ監督らしいと思うのは<閉ざされた空間>をトリッキーに使っている点。
また、ルービック・キューブやパックマンなど随所に散りばめた暗示的小道具も効果的。
クローズアップを多用したスタイリッシュな映像美も<いかにも>といった印象。
時代の違いを映像上の質感でも再現しているあたりに遊び心が感じる。
もしかしたらW・ワイラーの『コレクター』の影響もあったのか、あえての定番ネタは古典作品へのオマージュの意味合いも?

 ネタバレするとつまらないので、詳細は語らないが、<なくなる洗濯物の謎><なぜ自動車は直らないのか>に注目してみるといいかもしれない。
謎の男が誰かは想定内ではあるが、「なぜか?」は疑問が残る。彼に寄り添って真の闇に切り込んでいればもっと深みが増した気がするのだが…。

 アビゲイル・ブレスリンちゃん(もう“ちゃん”という年じゃないか?)はさすがの演技力で、作品に軸を与えている。
失った過去は取り戻せないが、未来を変えるチャンスは残されているのだ。

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