mixiユーザー(id:11939455)

2014年05月25日01:19

35 view

『Blackfish』

『Blackfish』

 2010年、米フロリダ州オーランドのシーワールドでその事件は起きた。
あろうことかシャチのトレーナーが水族館で飼育されているシャチ<ティリクム>に水中に引きずり込まれて殺されたのだ。
これはショッキングなニュースの裏側に迫るドキュメンタリー。

 『君と歩く世界』でマリオン・コティヤールが演じたようにシャチによるトレーナーへの被害は少なからずある。ただ、あまり表だって知られていないだけ。
シャチといえば、ずいぶん昔の話だと『オルカ』なんていう映画も作られた。
(劇中でも紹介されている。)

 シャチの芸の覚えのよさは脳が発達した生き物であることを証明しているそうで、実のところかなり人間にもなれるのだそう。
では、なぜそれほど頭のいい動物が、なれているはずのトレーナーを?
ティリクムは<友達>なのか<殺し屋>なのか…たぶん、そういう分け方がナンセンスなのかもしれない。
生き物だから嫌なことがあれば不機嫌にもなるし、うれしいことがあればすり寄ることも当然なのだろう。ネコがじゃれても何ともないが、ライオンが本気でじゃれたらシャレにならないのじゃないか?
そういうサイズの差はいかんともしがたい。

 ティリクムの不幸な生い立ちから<シーワールド>の元トレーナーや経営者、シャチの研究者などの証言と当時の実際の映像を交えながら構成されていく。
まるで動物保護団体推薦のような作品であるが、これをみたらシャチのショーを見る気は失せるかもしれない。いや、シャチ以外でも動物のショー全般に嫌気がさすかも…。

 結論に対しての立場は人それぞれだろうが、少なくとも“人間のエゴ”が根底にあったのは否めないのではないか。
トレーナーの死亡事故は傲慢になっている人間社会に対しての教訓…と言っては授業料は高くつきすぎているか。
水族館で飼育しているシャチに共通してよくみられるのは、背ビレが立っていないことだそうだが、私にはなんだか背ビレが彼らのプライドのようにも思えてならなかった。

(アニマルプラネットなどのドキュメンタリー好きなら一見の価値はあると思う。)

フォト



 日本未公開。たぶん公開されないかな?がく〜(落胆した顔)
ちなみに香港盤、韓国盤、イタリア盤BDなどに日本語字幕収録(なのでソフト発売はあるでしょう)。
6 14

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2014年05月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の日記