『
ラスト・ベガス』
独身最後の夜を幼馴染たちとラスベガスで馬鹿騒ぎをして過ごす…というのはよくある(?)設定だが、この映画の最大の違いは主賓が
還暦を超えたジイ様だということ。
60過ぎて初めての結婚を決意するのも頼もしいけど、なにより相手が30代!
親子以上の差があり、しかもゴージャス美人とはなんともうらやましい話。(おっと、私情が入り込んでしまった。…苦笑)
58年来の悪ガキ仲間4人が久々に集まるきっかけとなるのはビリー(マイケル・ダグラス)のバチェラ・パーティーだが、そもそも結婚を決めたきっかけが身近な友人の死で、「人生やり残したこと」への焦りみたいなところから始まるのは共感が持てる。
もっともビリーにとって<心残り>リストの一番は、ずいぶん前にできてしまったパディ(デ・ニーロ)との溝。過去に“ある女性”を巡るゴタゴタがあったのだ。
また他の二人も問題を抱えていて、
それぞれが<やり残したことの決算>をしながら、次第に昔の仲間と友情を取り戻す姿が笑いとともに描かれる。
過去のわだかまりの謎については予想の範疇だし、真実の愛に目覚め友情を確かめ合うというのも定番であるが、わかっていても心が温まる。
実に予定調和でありご都合主義であるが、許せてしまう雰囲気がある。それもこれも高齢者という弱者(というにはいささか強すぎだが…)の奮闘とキャストの魅力だろうか。
仲間だった4人組のメンツが豪華。
マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クライン。
全員オスカー受賞者という、いずれ劣らぬ名優揃い。
これだけの実力者にしては物足りない作品かもしれないが、リラックスして楽しんでいるような姿もたまには良い。
年の差カップルという設定はマイケル・ダグラスの私生活とダブるようで思わず頬が緩む。
でも、女性客から見たら予定調和も<男の幻想>と映るかもしれない。(苦笑)
ゴージャスなラスベガスの舞台も目に鮮やかで、人生の秋を迎えたジイ様たちが若き頃夢中になったであろうEarth, Wind & Fireの名曲「セプテンバー」も決まっている。
5月24日より公開
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