『
アナと雪の女王』
「Let It Go、Let It Go」と繰り返す主題歌が脳裏から離れない。
本年度アカデミー賞長編アニメーションと主題歌賞受賞作品『アナと雪の女王』。
アンデルセン童話『雪の女王』からヒントを得て作られた…らしい。
自分の能力をコントロールできない姉エルサと思慮浅く気ままに振舞う妹アナの葛藤と成長の愛情物語。能力も性格も反対といってよい二人が互いに影響しあって過去の間違いを修正していくという生き方は、間口の広いファミリー映画として楽しめよう。
珍しいのはダブル・ヒロイン方式をとっていること。
しかし『二兎追うものは…』の諺通り、どちらかに的を絞ったほうが良かったと思う。
ドラマ性という点で魅力的なのはアナの物語だが、印象に残るのはエルサの歌う主題歌のシーン。
少しチグハグな気がしてしまう。
ダブル・ヒロインだというなら姉エルサの秘密の謎解明が不十分なのはマイナスだろう。
ただ、映画そのものはコメディリリーフ役・雪だるま<オラフ>のおかげもあり退屈することなく進展する。
一部で騒がれているパクリ疑惑問題(『聖闘士星矢<北欧アスガルド編>』)は、元ネタを見てないのでなんともいえないが、確かに設定だけ箇条書きにしてみたら共通点は感じられる。
少なくともディズニーサイドが<原作>とうたっているアンデルセン童話『雪の女王』よりははるかに近い印象。(笑)
もちろん実際にそうなら、けっして小さな問題だとはいわない。
D社は過去にも『ライオン・キング』や『アトランティス 失われた帝国』でも疑惑を持たれた経緯がある。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/9219/atlantis.htm
そう考えると、ヒロインの顔立ちなどが日本のアニメの影響を受けているように感じなくもないしね。(笑)
だが、私は気にしない。
なぜなら本作最大の魅力はストーリーラインや設定ではなく、最新の技術に支えられた圧倒的な描画力と『Let It Go』に代表される数々のナンバーに他ならないと考えるから!
後世に、この作品が記憶されるのは『Let It Go』とセットであり、話の妙ではないと思うからだ。
(洗脳されかかっています。れりご〜、れりご〜♪)
冒頭に『ミッキーのミニー救出大作戦』の短編がつく。これは劇場で見た方が楽しめるギミックつき。
手塚治虫の『おんぼろフィルム』を想起させる。
(2D・字幕鑑賞)
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