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2014年03月11日23:35

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『大統領執事の涙』

 雨ニモマケズ、風ニモマケズ、震災メモリアルデーニモ負ケズ、イツモノヨウニKYナ日記ヲアゲル…サウイフモノニ、ワタシハナッテイル。泣き顔


『大統領執事の涙』

 実際にアイゼンハワーからレーガンまで歴代の大統領に仕えた黒人執事をモデルに、彼の目を通して語られる公民権運動の歴史。
ただし、とんとん拍子に立身出世するセシルと比べてドラマチックなのは息子の方だけど。(笑)
主人公である父のセシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)は基本的に受身で、(それはそれで徹しているのは立派であるけど)執事の仕事自体に意外とドラマ性が薄いので、話の面白さではどうしても息子の方に向いてしまう。

 とはいえ、歴代の大統領を演じた俳優たちが豪華で見ごたえある。
ロビン・ウィリアムズ、ジェームズ・マースデン、リーヴ・シュレイバー、ジョン・キューザック、アラン・リックマン。(アラン・リックマンのなりきり模写には思わず笑みがこぼれる。)
他にもずらりと並ぶ名優たちが十分に楽しませてくれる。
これだけの配役が可能なのは『チョコレート』『プレシャス』の監督リー・ダニエルズの魅力なのだろうか。

 時折挿入される当時のリアルなフィルムも差別の深刻さを裏付ける。
差別の各エピソードもよく伝えているが、どこか型どおりにも思えてしまうのが、多少心残りではある。
イソップ寓話『北風と太陽』を思わせるスタンスの違いを見せる親子だけど、現実は寓話とは同じというわけではないのだろう。
レストランのシーンは映画の白眉か。

 いずれにしろ対立関係を収めるには相互理解が大切なのは、現在の日本人とて他人事ではあるまい。

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